注意・記憶・遂行機能・半側空間無視・見当識。症状別に、条件を決めてプリントを何枚でも作れます。
高次脳機能障害はひとまとまりの症状ではありません。何が落ちているかで、渡す紙がまったく変わります。
| 症状 | 見ていること | 教材 |
|---|---|---|
| 注意障害 | 持続・選択・切り替え | 注意機能訓練の教材(まとめ) |
| 記憶障害 | 記銘と再生・遅延 | 記憶プリント(覚える面と思い出す面が1組) |
| 半側空間無視 | 探索範囲・空間の中心 | 線分抹消・線分二等分/抹消課題 |
| 遂行機能障害 | 計画・誤りの修正 | 数独/迷路 |
| 見当識の低下 | 時・日の把握 | 時計/カレンダー |
| 数の処理 | 生活場面の計算 | お金/計算 |
| 書字の前段階 | 目と手の協調 | 点つなぎ・運筆 |
この領域の課題は、総得点にはあまり情報がありません。紙面のどこで落ちたか、時間のどこで崩れたかのほうが、次にやることを決めます。
訓練室で数字が伸びても、生活が変わらなければ意味がありません。お金(財布の中身を数える・おつりを確認する)、時計(40分後は何時か)、カレンダー(第3水曜日はいつか)は、そのまま退院後の場面です。この3つは市販の教材が意外に薄いところで、まとまった量をそろえにくい課題でもあります。
所要時間や正答数を指標にするなら、レベルと素材を毎回そろえてください。設定が変われば時間が変わるのは当たり前で、比べる意味がなくなります。ここが紙の教材と違うところで、同じ設定のまま中身だけを作り直せるので、慣れの効果を混ぜずに比較できます。同じプリントを何度も使うと、記憶の効果が成績に乗ってしまいます。
このページで作った教材は、臨床・授業・家庭学習で自由に印刷して使えます。 内容は言語聴覚士が監修していますが、対象者への適用の可否は担当の専門職が判断してください。