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お金のプリント

硬貨を数える、支払う、おつりを出す、買い物の合計を出す。レベルごとに課題が変わります。

退院後の生活に最も近い課題

計算課題の中で、生活場面に直結しているのがお金です。数字だけの計算はできるのに、レジの前で固まってしまう方がいます。金額を作る、支払う、おつりを確認する、という一連の流れには、数処理だけでなく手続きの記憶と判断が混ざります。

この領域は、市販の教材が意外に薄いところです。計算ドリルは大量にありますが、硬貨の絵を見て数える課題や、おつりの課題がまとまった量そろっているものはあまりありません。

レベルで課題が変わる

レベル課題生活場面
1硬貨を数える財布の中身を確認する
2指定の金額を作るちょうど払う
3おつりを計算する受け取ったおつりを確認する
4買い物の合計を出す買う前に足りるか判断する
5合計とおつりを続けて出す買い物の一連の流れ

実物と併用する

紙の上でできても、実物の硬貨を扱うと手間取ることがあります。プリントで手順を確認してから、実物を並べて同じ課題をやってみてください。触覚と大きさの手がかりが加わるぶん、実物のほうが易しいこともあれば、手指の巧緻性の問題で難しくなることもあります。どちらに転ぶかで、退院時の助言が変わります。

よくある質問

お札も出ますか
レベル3以上で千円札が出ます。金額が大きくなるほど桁の計算が難しくなるので、硬貨だけで確実になってから進めてください。
電卓を使わせてもいいですか
目的次第です。計算そのものを訓練したいなら使わず、生活の代償手段を確立したいなら積極的に使って手順を定着させてください。後者なら「電卓を出す→打つ→確認する」の流れを毎回同じにするのが大事です。

このページで作った教材は、臨床・授業・家庭学習で自由に印刷して使えます。 内容は言語聴覚士が監修していますが、対象者への適用の可否は担当の専門職が判断してください。