認知心理学はST国試の基礎分野(心理学)で毎回コンスタントに出る科目です。中身は大きく①感覚・知覚(精神物理学・色覚・ゲシュタルト・奥行き・恒常性・運動視・錯視)、②記憶(多重貯蔵モデル・ワーキングメモリ・長期記憶の分類・忘却)、③注意・思考・問題解決・意思決定、④社会的認知・感情の4本柱。とくに「知覚(精神物理学)」が最頻出で、閾・色覚の2説・錯視・恒常性が繰り返し問われます。出題の多くは「用語↔定義」「現象↔提唱者」の組合せ問題で、縦横のマップを一度作れば一気に得点源になります。認知心理学はSTにとって聴力検査・語音明瞭度検査の精神物理学的な測定原理、高次脳機能障害の記憶・注意リハ、失語症の言語理解の認知過程の土台でもあり、各章冒頭でST臨床とのつながりを示しました。