📝 このノートはAI編集部が過去問から作成した学習用まとめです。基礎医学領域は専門監修前のため、診断基準・数値・薬剤などの細部は必ず成書・最新ガイドラインで確認してください。
この章のねらい:統合失調症は内因性精神障害の代表で、
陽性症状(幻覚・妄想・思考の障害)/陰性症状(感情鈍麻・意欲低下)の区別が核。STにとっては、統合失調症の
連合弛緩・滅裂な発話を
失語症のジャルゴンと鑑別する視点や、治療としての
SST(社会生活技能訓練)が重要です。
症状評価尺度・心理検査は
心理測定法・
臨床心理学と、行動療法の原理は
学習心理学とつながります。
5-1 統合失調症の症状・疫学・下位分類
統合失調症は陽性症状と陰性症状で理解します。疫学の数字と下位分類が問われます。
| 症状群 | 内容 |
| 陽性症状 | 幻覚(幻聴)・妄想・連合弛緩/滅裂思考・自我障害(考想伝播・させられ体験)・緊張病症状 |
| 陰性症状 | 感情鈍麻・意欲低下・自閉・思考の貧困(治療抵抗性で予後に影響) |
疫学のキー数字:生涯罹患率は約0.85%(0.5〜1%)。発症頻度に大きな性差はない。好発は思春期〜青年期で、患者の多く(70〜80%)は30歳より前に発病。病因の一つに中枢のドパミン過剰仮説(減少ではない)。日本で入院患者が最も多い精神障害。
統合失調症のひっかけ:「神経症性精神障害である」「幼児期に多く発症」「発症年齢が高いほど社会適応が不良」は誤り——統合失調症は内因性(精神病)で、思春期〜青年期に好発、発症が若いほど予後不良な傾向。「中枢のドパミン減少仮説」も誤りで、正しくはドパミン過剰仮説。
下位分類:破瓜型(解体型)=発症年齢が低く、陰性症状が主体で予後不良/緊張型=昏迷・興奮/妄想型=妄想・幻覚が主体で比較的発症が遅い。破瓜型は「発症年齢が低い」がキーワード(「陰性症状に乏しい・予後良好」は誤り)。
破瓜型(解体型)のひっかけ:破瓜型の特徴として選ぶのは「発症年齢が低い」だけ。「陰性症状に乏しい」「予後が良好である」は誤り(陰性症状が主体・予後不良)。さらに「薬物療法が有効である」も破瓜型の特徴とはいえない——統合失調症全体では薬物療法が治療の中心だが(5-2)、破瓜型は陰性症状主体のため薬物への反応は限定的。「病状の再燃と寛解を繰り返す」も破瓜型では誤り——明瞭な再燃・寛解を繰り返すより、持続的・慢性の経過をとりやすい(再燃と寛解を繰り返す経過は妄想型・緊張型寄り)。
ここから先は「既卒プレミアム」の内容です
全科目のノートと伴走サポートがセットになったコースの専用ページです。会員としてログインすると、この章の続きが表示されます。
この章の続きで扱う内容
- 5-2 統合失調症の治療と症状評価
- 5-3 パーソナリティ障害
- 5-4 気質類型論・パーソナリティ理論
- 5-5 摂食障害・睡眠障害・その他