第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第22問
第31回 臨床工学技士国家試験 午後 第22問(医学的基礎)の正答は 5 です。器具は「どこに触れるか」で処理の水準が決まる(スポルディング分類)。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e ✓
正答:5番
初回正答率 48.6%難問
35人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
器具は「どこに触れるか」で処理の水準が決まる(スポルディング分類)。無菌の組織に入る手術器具は滅菌、粘膜に触れる内視鏡・膀胱鏡は高水準消毒、生体には刺激の少ない消毒薬を部位に合わせて選ぶ。
【各選択肢の解説】
a.消化器内視鏡 ― 次亜塩素酸ナトリウム
❌ 誤り。正しくは、粘膜に触れる軟性内視鏡は、グルタラール・フタラール・過酢酸などの高水準消毒薬で消毒する。次亜塩素酸ナトリウムは金属を腐食させるので内視鏡には向かない。
b.粘膜 ― エタノール
❌ 誤り。正しくは、エタノールは刺激が強く粘膜・損傷皮膚には使わない(健常皮膚用)。粘膜にはポビドンヨードやベンザルコニウム塩化物を用いる。
c.皮膚創傷部位 ― クロルヘキシジングルコン酸塩
✅ 正しい。低濃度(0.05%程度)のクロルヘキシジンは刺激が少なく、創傷部位の消毒に使える。ただし粘膜には使わない。
d.膀胱鏡 ― グルタルアルデヒド
✅ 正しい。膀胱鏡は粘膜に触れるセミクリティカル器具で、高水準消毒薬のグルタルアルデヒド(グルタラール)で消毒する。
e.手術器具 ― 高圧蒸気滅菌
✅ 正しい。無菌の組織に入る手術器具は滅菌が必要で、熱に耐える器具は高圧蒸気滅菌(オートクレーブ)が第一選択である。
❌ 誤り。a・bが誤り。正しくはc・d・eの組合せ。
❌ 誤り。a・bが誤り。正しくはc・d・eの組合せ。
❌ 誤り。aは内視鏡に次亜塩素酸ナトリウムで誤り。正しくはc・d・eの組合せ。
❌ 誤り。bは粘膜にエタノールで誤り。正しくはc・d・eの組合せ。
✅ 正しい。3つとも正しい組合せである(=正答)。
【試験対策ポイント】
| 区分(スポルディング分類) | 例 | 処理 |
|---|---|---|
| クリティカル | 手術器具 | 滅菌 |
| セミクリティカル | 内視鏡・膀胱鏡 | 高水準消毒(グルタラール・フタラール・過酢酸) |
| ノンクリティカル | 健常皮膚に触れる物 | 低〜中水準消毒 |
- 粘膜×エタノール、粘膜×クロルヘキシジンは使わない組合せ
この問題でつまずいた範囲は、ME国試ノート「医学概論」でまとめて復習できます。医学的基礎・人体の構造と機能を、国試で問われる要点に絞って整理。読んだ流れでそのまま過去問演習へ。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。
▶ 「医学概論」第1章を開く(無料)- 📚9年分・1,620問をスマホでそのまま演習
- 🎯間違えた問題だけ自動でピックアップして復習
- 📈正答率と苦手な科目をグラフで可視化