MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第35回 臨床工学技士国家試験 午後 第77問

血液浄化療法装置第35回午後

第35回 臨床工学技士国家試験 午後 第77問(血液浄化療法装置)の正答は 2 です。Kt/Vは、尿素のクリアランス K × 透析時間 t を、尿素が分布する体液量 V で割った値で、「体液全体を何回分きれいにしたか」を表す透析量の標準指標である。

問題
透析量を表す尿素の治療指標はどれか。
  1. 1. 除去率
  2. 2. Kt/V ✓
  3. 3. 週平均濃度(TAC)
  4. 4. タンパク異化率(PCR)
  5. 5. 除去量

正答:2番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 75%参考値

16人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — Kt/V

Kt/Vは、尿素のクリアランス K × 透析時間 t を、尿素が分布する体液量 V で割った値で、「体液全体を何回分きれいにしたか」を表す透析量の標準指標である。体の大きさで補正されているので患者間で比べられる。


【各選択肢の解説】

1. 除去率
❌ 誤り。除去率(URR)は1回の透析の前後で尿素濃度が何%下がったかを表す簡便な目安で、除水や透析中の尿素生成を反映しない。正しくは透析量の指標として標準に用いられるのはKt/Vである。
2. Kt/V
✅ 正しい(=正答)。日本透析医学会の維持血液透析ガイドライン(2013年)では、spKt/Vで最低1.2以上、目標1.4以上とされる。
3. 週平均濃度(TAC)
❌ 誤り。正しくはTACは尿素窒素濃度の時間平均で、透析量だけでなくタンパク質の摂取量(尿素の生成)にも左右される。
4. タンパク異化率(PCR)
❌ 誤り。正しくはPCR(体重で補正したnPCR)は尿素の生成量から求めるタンパク質摂取量=栄養状態の指標である。
5. 除去量
❌ 誤り。正しくは除去量は透析で抜けた尿素の総量で、もとの尿素の量に左右されるため透析の効率は表さない。

【試験対策ポイント】

指標表すもの
Kt/V透析量(尿素の除去効率・体液量で補正)
URR(除去率)1回の透析での尿素濃度の低下率(簡便な目安)
nPCRタンパク質摂取量(栄養)
TAC尿素の時間平均濃度(透析量と摂取量の両方)
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ST-Toolbox編集部(医療系国家試験の過去問を解説する現役の医療専門職が運営)が、臨床工学技士国家試験の出題基準と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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