MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第36回 臨床工学技士国家試験 午前 第47問

電気工学第36回午前

第36回 臨床工学技士国家試験 午前 第47問(電気工学)の正答は 3 です。誘導起電力はコイルを貫く磁束が変化している間だけ生じ、その向きは変化を妨げる向き(レンツの法則)。

問題
図のような1 回巻きのコイルの中心に向けて磁石を急速に動かした後、磁石を停止させた。このとき、コイルに流れる電流について正しいのはどれか。
第36回午前第47問 図
  1. 1. 磁石の動きに関わらず、電流は流れない。
  2. 2. 磁石が動いている間、電流はA →B →C の方向に流れる。
  3. 3. 磁石が動いている間、電流はC →B →A の方向に流れる。 ✓
  4. 4. 磁石が停止すると、電流はA →B →C の方向に流れる。
  5. 5. 磁石が停止すると、電流はC →B →A の方向に流れる。

正答:3番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 55%参考値

20人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — 磁石が動いている間、電流はC →B →A の方向に流れる。

誘導起電力はコイルを貫く磁束が変化している間だけ生じ、その向きは変化を妨げる向き(レンツの法則)。磁石の N 極が近づくと磁束が増えるので、コイルは磁石側の面が N 極になる向き(磁石側から見て反時計回り)に電流を流して反発する。図ではこの向きが C→B→A。止まれば磁束は変わらず電流は0になる。


【各選択肢の解説】

1. 磁石の動きに関わらず、電流は流れない。
❌ 誤り。正しくは、磁石が動いて磁束が変化している間は誘導電流が流れる。
2. 磁石が動いている間、電流はA →B →C の方向に流れる。
❌ 誤り。この向きは磁石側の面を S 極にして磁石を引き寄せる=磁束の増加を助ける向き。正しくは C→B→A。
3. 磁石が動いている間、電流はC →B →A の方向に流れる。
✅ 正しい(=正答)。近づく N 極に対してコイルも N 極を向け、磁束の増加を打ち消す向きである。
4. 磁石が停止すると、電流はA →B →C の方向に流れる。
❌ 誤り。正しくは、停止すると磁束が一定になり誘導起電力は0で、電流は流れない。
5. 磁石が停止すると、電流はC →B →A の方向に流れる。
❌ 誤り。動いていた間の向きが残るわけではない。正しくは停止後の電流は0。

【試験対策ポイント】

  • ファラデーの法則:起電力 e=-N・dΦ/dt(変化率に比例、変化が止まれば0)
  • レンツの法則:誘導電流は磁束の変化を妨げる向き
  • 近づける↔遠ざける、N 極↔S 極を入れ替えると電流の向きは逆になる
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