MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第37回 臨床工学技士国家試験 午前 第52問

電子工学第37回午前

第37回 臨床工学技士国家試験 午前 第52問(電子工学)の正答は 2 です。n形は5価の不純物を加えて電子が余る半導体、p形は3価の不純物を加えて正孔ができる半導体。

問題
誤っているのはどれか。
  1. 1. p 形半導体は不純物半導体である。
  2. 2. n 形半導体の多数キャリアは正孔である。 ✓
  3. 3. 高純度のシリコン結晶は真性半導体である。
  4. 4. 空乏層はpn 接合部に生じる。
  5. 5. 理想ダイオードに順方向電圧を印加すると電流が流れる。

正答:2番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 78.9%参考値

19人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — n 形半導体の多数キャリアは正孔である。

n形は5価の不純物を加えて電子が余る半導体、p形は3価の不純物を加えて正孔ができる半導体。nはnegative(電子の負電荷)、pはpositive(正孔)と覚えると逆にしない。


【各選択肢の解説】

1. p 形半導体は不純物半導体である。
✅ 正しい。シリコンに3価の元素(ホウ素など)を加えた不純物半導体で、多数キャリアは正孔。
2. n 形半導体の多数キャリアは正孔である。
❌ 誤り(=正答)。正孔が多数キャリアなのはp形。正しくはn形の多数キャリアは電子(少数キャリアが正孔)。
3. 高純度のシリコン結晶は真性半導体である。
✅ 正しい。不純物を含まない半導体が真性半導体で、電子と正孔が同じ数だけ存在する。
4. 空乏層はpn 接合部に生じる。
✅ 正しい。接合面付近で電子と正孔が拡散して再結合し、キャリアのほとんどない領域(空乏層)ができる。
5. 理想ダイオードに順方向電圧を印加すると電流が流れる。
✅ 正しい。順方向(p側が+)では空乏層が狭まり電流が流れる。理想ダイオードは順方向で抵抗0、逆方向で電流0とみなす。

【試験対策ポイント】

半導体加える不純物多数キャリア
n形5価(リン・ヒ素)電子
p形3価(ホウ素)正孔
真性なし電子と正孔が同数
  • 逆方向電圧では空乏層が広がり電流はほぼ流れない(整流作用)
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