OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第53回 作業療法士国家試験 午前 第88問

臨床医学第53回午前

第53回 作業療法士国家試験 午前 第88問(臨床医学)の正答は 4 です。免疫不全では、健康な人なら発症しない病原体による日和見感染症が起こる。

問題
免疫不全によって生じやすい疾患はどれか。
  1. 1. 肝性脳症
  2. 2. ペラグラ脳症
  3. 3. Wernicke脳症
  4. 4. トキソプラズマ症 ✓
  5. 5. Creutzfeldt-Jakob病

正答:4番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 18.8%参考値

16人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番 — トキソプラズマ症

免疫不全では、健康な人なら発症しない病原体による日和見感染症が起こる。トキソプラズマは健常者では不顕性感染で潜伏するが、AIDSなどで細胞性免疫が落ちると再活性化し、脳トキソプラズマ症を起こす。他の選択肢は代謝・栄養・プリオンが原因の脳症である。


【各選択肢の解説】

1. 肝性脳症
❌ 誤り。正しくは、肝不全でアンモニアなどの毒性物質が処理されずに脳に作用して起こる意識障害である。
2. ペラグラ脳症
❌ 誤り。正しくは、ニコチン酸(ナイアシン)欠乏による栄養障害で、皮膚炎・下痢・認知症状を起こす。
3. Wernicke脳症
❌ 誤り。正しくは、ビタミンB₁(チアミン)欠乏で起こり、意識障害・眼球運動障害・失調を示す。アルコール多飲や低栄養が背景になる。
4. トキソプラズマ症
✅ 正しい。(=正答)潜伏していた原虫が細胞性免疫の低下で増殖を抑えられなくなり、脳に膿瘍様の病変をつくる。AIDSの代表的な合併症の1つである。
5. Creutzfeldt-Jakob病
❌ 誤り。正しくは、異常なプリオン蛋白が脳に蓄積して起こる疾患で、急速に進行する認知症とミオクローヌスが特徴である。

【試験対策ポイント】

疾患原因
肝性脳症肝不全(アンモニア)
ペラグラニコチン酸欠乏
Wernicke脳症ビタミンB₁欠乏
トキソプラズマ症原虫・免疫不全で日和見感染
Creutzfeldt-Jakob病プリオン
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