OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第54回 作業療法士国家試験 午後 第100問

臨床医学第54回午後

第54回 作業療法士国家試験 午後 第100問(臨床医学)の正答は 1 です。パーソナリティ障害の治療の中心は精神療法と環境調整であるが、衝動性・気分の不安定さ・一過性の精神病様症状といった標的症状に対しては薬物療法が有効である。

問題
成人のパーソナリティ障害への治療介入で正しいのはどれか。
  1. 1. 薬物療法は有効である。 ✓
  2. 2. 家族との連携を控える。
  3. 3. 早期に診断して患者に告知する。
  4. 4. 秩序を乱した行動に対して何も言わない。
  5. 5. 自傷行為などが頻回な場合は電気けいれん療法を行う。

正答:1番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 78.9%参考値

19人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

スポンサーリンク(広告)
解説
👥 読者の報告をもとに修正済み(2026-09-15)— ご指摘ありがとうございました
■ 正答:1番 — 薬物療法は有効である。

パーソナリティ障害の治療の中心は精神療法と環境調整であるが、衝動性・気分の不安定さ・一過性の精神病様症状といった標的症状に対しては薬物療法が有効である。


【各選択肢の解説】

1. 薬物療法は有効である。
✅ 正しい(=正答)。パーソナリティ障害そのものを治す薬はないが、衝動性・攻撃性・気分の動揺・一過性の精神病様症状などの標的症状には気分安定薬・抗精神病薬・抗うつ薬などが用いられ、症状を和らげて精神療法を進める土台になる。
2. 家族との連携を控える。
❌ 誤り。家族は対人関係のトラブルが起こりやすい場でもある。正しくは、家族への心理教育と連携が治療上重要である。
3. 早期に診断して患者に告知する。
❌ 誤り。パーソナリティ障害の診断には長い経過の観察が必要で、安易な告知は治療関係を損ねやすい。正しくは、経過を見て慎重に診断し、治療関係を築いてから伝え方を考える。
4. 秩序を乱した行動に対して何も言わない。
❌ 誤り。行動を放置するのは治療的でない。正しくは、治療の枠組みを明確にし、限界設定(リミットセッティング)を行う。
5. 自傷行為などが頻回な場合は電気けいれん療法を行う。
❌ 誤り。自傷行為そのものは電気けいれん療法の適応ではない。正しくは、修正型電気けいれん療法の適応は重症うつ病・緊張病・治療抵抗性の統合失調症などである。

【試験対策ポイント】

  • 治療の主軸=精神療法+環境調整、薬物療法は標的症状への補助
  • 限界設定(枠組みの明示)とスタッフ間の対応の統一が要(スプリッティング対策)
  • 境界性パーソナリティ障害には弁証法的行動療法(DBT)が代表的
📗 OTカコモンの学習教材

この問題でつまずいた範囲は、OT国試ノート「その他の精神疾患」第4章でまとめて復習できます。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。

OT国試ノート 頻出だけを、1冊に。 31科目・全130章/過去問12回分(第50〜61回)の出題傾向から作成 赤シート・覚えたチェック・印刷対応/章末から過去問へ戻れる 買い切り 850円 運動学は無料 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
全科目セット 850円・買い切り / 31科目・全130章。運動学は無料で読めます。購入するとOTカコモンの広告も消えます。
✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

スポンサーリンク(広告)
\ この1問で終わりにしない /
作業療法士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
無料で過去問演習を始める ▶
登録30秒・ずっと無料
🗺️ ST-Toolbox の無料サービス リハ就職マップ | OTの就職先を公的データから探す 見学先を選ぶときにまず知りたいのは「そこがどの分野をやっているか」。届出内容から分かる領域(身体障害・精神障害・発達障害・老年期)と、住所を入れての通勤時間で絞り込めます。全国20,364か所・登録不要。求人が出ていない施設も最初から載っています。 別タブでさがす →
関連

▶ 第54回 全問一覧

▶ 臨床医学 の過去問一覧

▶ 「その他の精神疾患」の過去問127問まとめを見る

スポンサーリンク(広告)