「せん妄で正しいのはどれか」の過去問まとめ(作業療法士国家試験・4問)
作業療法士国家試験では「せん妄で正しいのはどれか」という問い方が、第55回〜第59回のあいだに4回出題されています(「せん妄について正しいのはどれか」という言い回しを含む)。各回の選択肢・正答・解説の要点を1ページにまとめました。同じ問い方でも、回によって正答になる記述は変わります。並べて読むと、くり返し問われている知識が見えてきます。
各回で正答になった選択肢(=正しい記述)
- 第59回 午後第97問2. 高齢は危険因子となる。
- 第58回 午後第41問5. 脳波で徐波化が認められる。
- 第57回 午後第40問1. 急性に発症する。
- 第55回 午後第39問2. 環境変化で生じやすい。
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第59回 午後第97問(臨床心理学)
せん妄で正しいのはどれか。
- 1. 認知機能は保たれる。
- 2. 高齢は危険因子となる。 ✓
- 3. 睡眠覚醒リズムは保たれる。
- 4. 症状の経過は不可逆的である。
- 5. 夜間に起こることはまれである。
正答:2
せん妄の危険因子には高齢・認知症・重篤な身体疾患・手術・環境変化・睡眠障害・多剤服用などが含まれ、高齢は最も重要な背景危険因子の一つである。
第58回 午後第41問(臨床心理学)
せん妄で正しいのはどれか。
- 1. 緩徐に発症する。
- 2. 注意力は保たれる。
- 3. 活動性は低下しない。
- 4. 日内変動は認められない。
- 5. 脳波で徐波化が認められる。 ✓
正答:5
せん妄は器質性の意識障害であり、脳波では全般性徐波化が特徴的所見として認められる。
第57回 午後第40問(臨床心理学)
せん妄について正しいのはどれか。
- 1. 急性に発症する。 ✓
- 2. 日内変動を伴わない。
- 3. 若年者が発症しやすい。
- 4. 重度の意識混濁を伴う。
- 5. 環境因子の影響を受けない。
正答:1
せん妄は意識の変容を伴う急性の認知機能障害であり、時間単位〜日単位で急性・亜急性に発症することが特徴です。
第55回 午後第39問(老年期作業療法)
せん妄で正しいのはどれか。
- 1. 夜間には出現しない。
- 2. 環境変化で生じやすい。 ✓
- 3. 高度の意識混濁を伴う。
- 4. 記憶障害を伴うことはない。
- 5. 老年者より若年者に出現しやすい。
正答:2
せん妄は意識の変容と注意障害を主体とする急性の精神症状であり、入院・手術・ICU入室などの環境変化が誘因となりやすい。
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