第44回 理学療法士国家試験 午後 第15問
解剖学第44回午後
第44回 理学療法士国家試験 午後 第15問(解剖学)の正答は 5 です。膵臓は第1~2腰椎の高さで胃の背側に横たわる後腹膜臓器で、右の膵頭部が十二指腸に囲まれ、左の膵尾部が脾臓に接します。
問題
消化器について正しいのはどれか。
- 1. 肝臓は横隔膜の直上にある。
- 2. 小腸は十二指腸と回腸とに分かれる。
- 3. 胃の肛門側の開口部を噴門という。
- 4. 大腸は結腸と直腸とに分かれる。
- 5. 膵臓は胃の後方に位置する。 ✓
正答:5番
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解説
■ 正答:5番 — 膵臓は胃の後方に位置する。
膵臓は第1~2腰椎の高さで胃の背側に横たわる後腹膜臓器で、右の膵頭部が十二指腸に囲まれ、左の膵尾部が脾臓に接します。
【各選択肢の解説】
1. 肝臓は横隔膜の直上にある。
❌ 誤り。肝臓は横隔膜の直下(腹腔の右上部)にあります。横隔膜の上は胸腔です。
❌ 誤り。肝臓は横隔膜の直下(腹腔の右上部)にあります。横隔膜の上は胸腔です。
2. 小腸は十二指腸と回腸とに分かれる。
❌ 誤り。小腸は十二指腸・空腸・回腸の3部に分かれます。空腸と回腸の長さの比はおよそ2:3です。
❌ 誤り。小腸は十二指腸・空腸・回腸の3部に分かれます。空腸と回腸の長さの比はおよそ2:3です。
3. 胃の肛門側の開口部を噴門という。
❌ 誤り。胃の肛門側(十二指腸側)の出口は幽門です。噴門は食道側の入口で、逆流性食道炎に関わる下部食道括約部があります。
❌ 誤り。胃の肛門側(十二指腸側)の出口は幽門です。噴門は食道側の入口で、逆流性食道炎に関わる下部食道括約部があります。
4. 大腸は結腸と直腸とに分かれる。
❌ 誤り。大腸は盲腸(と虫垂)・結腸・直腸に分かれます。結腸はさらに上行・横行・下行・S状結腸に区分されます。
❌ 誤り。大腸は盲腸(と虫垂)・結腸・直腸に分かれます。結腸はさらに上行・横行・下行・S状結腸に区分されます。
5. 膵臓は胃の後方に位置する。
✅ 正しい。膵管は総胆管と合流して大十二指腸乳頭(Vater乳頭)に開口します。
✅ 正しい。膵管は総胆管と合流して大十二指腸乳頭(Vater乳頭)に開口します。
【試験対策ポイント】
腹膜との関係は頻出です。後腹膜臓器=膵臓(膵尾部を除く)・十二指腸(上部を除く)・上行結腸・下行結腸・腎・尿管・副腎・腹部大動脈・下大静脈。逆に胃・空腸・回腸・横行結腸・S状結腸・肝臓・脾臓は腹膜内臓器(腸間膜をもつ)です。消化管の順路は口腔→咽頭→食道→胃(噴門→幽門)→十二指腸→空腸→回腸→盲腸→結腸→直腸→肛門で、区分名と数を正確に言えるようにしておきます。
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