PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第46回 理学療法士国家試験 午前 第60問

解剖学第46回午前

第46回 理学療法士国家試験 午前 第60問(解剖学)の正答は 1・4 です。熱傷面積の推定に用いる「9の法則」(Wallaceの法則)では、成人の体表面積を9%単位で区分します。

問題
成人の体表面で、全体表面の約9%に相当するのはどれか。2つ選べ。
  1. 1. 頭部
  2. 2. 外陰部
  3. 3. 胸腹部
  4. 4. 一側上肢
  5. 5. 一側下肢

正答:1・4番

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解説
■ 正答:1・4番 — 頭部/一側上肢

熱傷面積の推定に用いる「9の法則」(Wallaceの法則)では、成人の体表面積を9%単位で区分します。頭部(顔面+頭部)が9%、一側上肢が9%で、この2つが該当します。


【各選択肢の解説】

1. 頭部
✅ 正しい。頭部(頭皮・顔面・頸部を含む)は成人で9%です。なお乳幼児では頭部の割合が大きく、5の法則やLund‐Browder表で補正します。
2. 外陰部
❌ 誤り。外陰部(会陰部)は1%です。9の法則で端数として割り当てられる唯一の部位です。
3. 胸腹部
❌ 誤り。体幹前面(胸腹部)は18%です。胸部9%+腹部9%と分けて数えます。
4. 一側上肢
✅ 正しい。一側上肢は9%(上腕・前腕・手を合わせて)です。両上肢で18%になります。
5. 一側下肢
❌ 誤り。一側下肢は18%(大腿9%+下腿・足9%)です。両下肢で36%になります。

【試験対策ポイント】

9の法則は数字が単純なので、必ず満点を取りたい項目です。

部位体表面積
頭部(頭・顔・頸)9%
一側上肢9%(両側で18%)
体幹前面(胸腹部)18%
体幹後面(背腰部)18%
一側下肢18%(両側で36%)
外陰部1%

合計は 9+18+18+18+36+1=100% です。「9%は頭と片腕だけ、下肢と体幹は18%、陰部が1%」と唱えて覚えます。

関連知識として、手掌法(患者本人の手掌+指を1%とする簡便法)、成人でII度以上が20%を超えると重症熱傷として輸液管理が必要になること、熱傷後の瘢痕拘縮予防にPTがポジショニングとスプリント・持続伸張を行うことも押さえておきます。

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