第44回 理学療法士国家試験 午後 第19問
解剖学第44回午後
第44回 理学療法士国家試験 午後 第19問(解剖学)の正答は 5 です。男性尿道は内尿道口を出た直後に前立腺の中を貫き(前立腺部)、次いで尿生殖隔膜を貫き(隔膜部)、陰茎の尿道海綿体内を走ります(海綿体部)。
問題
正しいのはどれか。
- 1. 尿管口は膀胱尖に開く。
- 2. 尿管内部には逆流防止弁がある。
- 3. 排尿筋には大内臓神経が分布する。
- 4. 内尿道口は膀胱三角の中央に開く。
- 5. 男性の尿道は前立腺を貫いている。 ✓
正答:5番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリで
スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:5番 — 男性の尿道は前立腺を貫いている。
男性尿道は内尿道口を出た直後に前立腺の中を貫き(前立腺部)、次いで尿生殖隔膜を貫き(隔膜部)、陰茎の尿道海綿体内を走ります(海綿体部)。全長は約16~20cmで女性(約3~4cm)より長くS字状に屈曲します。
【各選択肢の解説】
1. 尿管口は膀胱尖に開く。
❌ 誤り。左右の尿管口は膀胱底の膀胱三角の後外側の2つの角に開きます。膀胱尖は膀胱の前上端で、正中臍索(尿膜管の遺残)が付く部位です。
❌ 誤り。左右の尿管口は膀胱底の膀胱三角の後外側の2つの角に開きます。膀胱尖は膀胱の前上端で、正中臍索(尿膜管の遺残)が付く部位です。
2. 尿管内部には逆流防止弁がある。
❌ 誤り。解剖学的な弁は存在しません。尿管が膀胱壁を斜めに貫くことで、膀胱内圧の上昇時に壁内部が押しつぶされ機能的に逆流が防がれます(この機構が未熟だと膀胱尿管逆流症になります)。
❌ 誤り。解剖学的な弁は存在しません。尿管が膀胱壁を斜めに貫くことで、膀胱内圧の上昇時に壁内部が押しつぶされ機能的に逆流が防がれます(この機構が未熟だと膀胱尿管逆流症になります)。
3. 排尿筋には大内臓神経が分布する。
❌ 誤り。排尿筋(膀胱壁の平滑筋)を収縮させるのは骨盤内臓神経(副交感神経、S2~S4)です。大内臓神経はT5~T9から出て腹腔神経節に至る交感神経です。
❌ 誤り。排尿筋(膀胱壁の平滑筋)を収縮させるのは骨盤内臓神経(副交感神経、S2~S4)です。大内臓神経はT5~T9から出て腹腔神経節に至る交感神経です。
4. 内尿道口は膀胱三角の中央に開く。
❌ 誤り。内尿道口は膀胱三角の前下方の角(尖)に開きます。三角の残り2つの角が左右の尿管口です。
❌ 誤り。内尿道口は膀胱三角の前下方の角(尖)に開きます。三角の残り2つの角が左右の尿管口です。
5. 男性の尿道は前立腺を貫いている。
✅ 正しい。前立腺肥大症で排尿障害が生じるのはこのためです。
✅ 正しい。前立腺肥大症で排尿障害が生じるのはこのためです。
【試験対策ポイント】
排尿の神経支配は脊髄損傷や神経因性膀胱で必ず問われます。
| 神経 | 髄節 | 作用 |
|---|---|---|
| 骨盤内臓神経(副交感) | S2~S4 | 排尿筋収縮・内尿道括約筋弛緩=排尿 |
| 下腹神経(交感) | T11~L2 | 排尿筋弛緩・内尿道括約筋収縮=蓄尿 |
| 陰部神経(体性) | S2~S4 | 外尿道括約筋収縮=随意的に我慢 |
「副交感で出す、交感で溜める、陰部神経で我慢する」と覚えます。仙髄より上位の脊髄損傷では反射性(核上型)膀胱、仙髄・馬尾の損傷では弛緩性(核下型)膀胱となり、後者では腹圧排尿や間欠導尿が指導されます。
📗 PTカコモンの学習教材
この問題でつまずいた範囲は、PT国試ノート「解剖学」該当の章でまとめて復習できます。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。
▶ この範囲のノートを開く無料 / 12科目・全84章。運動学・解剖学・生理学は無料で読めます。
スポンサーリンク(広告)
\ この1問で終わりにしない /
理学療法士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
- 📚18年分・約3,595問をスマホでそのまま演習
- 🎯間違えた問題だけ自動でピックアップして復習
- 📈正答率と苦手な科目をグラフで可視化
登録30秒・ずっと無料
スポンサーリンク(広告)