PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第44回 理学療法士国家試験 午後 第23問

解剖学第44回午後

第44回 理学療法士国家試験 午後 第23問(解剖学)の正答は 3・5 です。回内筋反射の反射中枢はC6~T1(正中神経)、アキレス腱反射(下腿三頭筋反射)の反射中枢はS1・S2(L5~S2)です。

問題
深部腱反射と反射中枢との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. 1. C3、4 ―― 下顎反射
  2. 2. C5、6 ―― 上腕三頭筋反射
  3. 3. C6-T1 ―― 回内筋反射
  4. 4. L1、2 ―― 膝蓋腱反射
  5. 5. L5-S2 ―― アキレス腱反射

正答:3・5番

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解説
■ 正答:3・5番

回内筋反射の反射中枢はC6~T1(正中神経)、アキレス腱反射(下腿三頭筋反射)の反射中枢はS1・S2(L5~S2)です。


【各選択肢の解説】

1. C3、4 ―― 下顎反射
❌ 誤り。下顎反射の求心路・遠心路はいずれも三叉神経で、反射中枢はにあります。頸髄ではありません。
2. C5、6 ―― 上腕三頭筋反射
❌ 誤り。上腕三頭筋反射の反射中枢はC7・C8(橈骨神経)です。C5・C6は上腕二頭筋反射と腕橈骨筋反射の中枢です。
3. C6-T1 ―― 回内筋反射
✅ 正しい。橈骨茎状突起付近を叩打して前腕回内をみる反射で、正中神経を介しC6~T1が中枢です。
4. L1、2 ―― 膝蓋腱反射
❌ 誤り。膝蓋腱反射の反射中枢はL2~L4(主にL4、大腿神経)です。
5. L5-S2 ―― アキレス腱反射
✅ 正しい。脛骨神経を介し、主にS1が中枢です。S1神経根症(L5/S1椎間板ヘルニアなど)で減弱・消失します。

【試験対策ポイント】

深部腱反射は髄節の高さを数字で丸暗記します。

反射反射中枢末梢神経
下顎反射三叉神経
上腕二頭筋反射C5・C6筋皮神経
腕橈骨筋反射C5・C6橈骨神経
回内筋反射C6~T1正中神経
上腕三頭筋反射C7・C8橈骨神経
膝蓋腱反射L2~L4(主にL4)大腿神経
アキレス腱反射S1・S2(主にS1)脛骨神経

上肢は5・6→二頭筋、7・8→三頭筋、下肢はL4→膝蓋腱、S1→アキレス腱と対にして覚えると混乱しません。深部腱反射は上位運動ニューロン障害で亢進、下位運動ニューロン障害(末梢神経・前角細胞)で減弱・消失し、両者の鑑別に用います。

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