PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第44回 理学療法士国家試験 午後 第59問

人間発達学第44回午後

第44回 理学療法士国家試験 午後 第59問(人間発達学)の正答は 3・4 です。Eriksonの発達段階では、青年期の心理社会的課題は自我同一性(アイデンティティ)の確立 対 同一性拡散です。

問題
青年期の心理的発達課題に関連するのはどれか。2つ選べ。
  1. 1. 自己中心性
  2. 2. 第一反抗期
  3. 3. 自我同一性 ✓
  4. 4. モラトリアム ✓
  5. 5. ギャング・エイジ

正答:3・4番

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解説
■ 正答:3・4番 — 自我同一性/モラトリアム

Eriksonの発達段階では、青年期の心理社会的課題は自我同一性(アイデンティティ)の確立 対 同一性拡散です。またその過程で、社会的責任や役割の選択を一時的に猶予される期間を心理社会的モラトリアムと呼びます。いずれも青年期のキーワードです。


【各選択肢の解説】

1. 自己中心性
❌ 誤り。Piagetの前操作期(およそ2〜7歳、幼児期)の思考特徴で、他者の視点に立てないことを指します(三つ山課題)。
2. 第一反抗期
❌ 誤り。2〜4歳頃の幼児期にみられる自我の芽生えによる反抗です。青年期にみられるのは第二反抗期です。
3. 自我同一性
✅ 正しい。「自分とは何者か」を模索し確立することが青年期の中心課題です。達成できない状態が同一性拡散です。
4. モラトリアム
✅ 正しい。大人としての義務を猶予され、さまざまな役割を試行できる青年期特有の期間を指します。
5. ギャング・エイジ
❌ 誤り。学童期後半(およそ9〜12歳)にみられる、同性の閉鎖的な仲間集団を形成する時期です。

【試験対策ポイント】

Eriksonの8段階(獲得すべき徳)は毎年のように問われます。乳児期=基本的信頼/幼児前期=自律性/幼児後期=自主性/学童期=勤勉性(劣等感)/青年期=同一性/成人前期=親密性/成人期=世代性(生殖性)/老年期=統合性(絶望)。青年期のセット語として「アイデンティティ・モラトリアム・第二反抗期・心理的離乳」を、学童期のセット語として「勤勉性・ギャングエイジ・具体的操作期」をまとめて覚えると、この形式の問題で確実に得点できます。

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