PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第45回 理学療法士国家試験 午前 第3問

生理学第45回午前

第45回 理学療法士国家試験 午前 第3問(生理学)の正答は 4 です。図の横線は上から順に最大吸気位、安静吸気位、安静呼気位、最大呼気位、そして肺気量ゼロの線です。

問題
図の肺気量分画で機能的残気量はどれか。
第45回午前第3問 図
  1. 1. ①
  2. 2. ②
  3. 3. ③
  4. 4. ④
  5. 5. ⑤

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — ④

図の横線は上から順に最大吸気位、安静吸気位、安静呼気位、最大呼気位、そして肺気量ゼロの線です。機能的残気量(FRC)は安静呼気位から肺気量ゼロまで、すなわち安静呼気の終わりに肺内に残っている空気の量で、これが④にあたります。予備呼気量と残気量の和でもあります。


【各選択肢の解説】

1.
❌ 誤り。①は最大吸気位から安静吸気位までで、予備吸気量(IRV)です。
2.
❌ 誤り。②は安静吸気位から安静呼気位までで、平静呼吸1回分の1回換気量(TV)です。成人で約500 mLです。
3.
❌ 誤り。③は最大吸気位から安静呼気位までで、最大吸気量(IC)です。1回換気量+予備吸気量に相当します。
4.
✅ 正しい。安静呼気位から最下線(肺気量ゼロ)までで、機能的残気量(FRC)です。予備呼気量+残気量にあたります。
5.
❌ 誤り。⑤は最大呼気位から最下線までで、最大呼気後も肺内に残る残気量(RV)です。

【試験対策ポイント】

肺気量分画は「どの線からどの線までか」を図で覚えるのが確実です。

分画範囲内訳
1回換気量 TV安静吸気位〜安静呼気位
予備吸気量 IRV最大吸気位〜安静吸気位
予備呼気量 ERV安静呼気位〜最大呼気位
残気量 RV最大呼気位〜ゼロ測定不能
最大吸気量 IC最大吸気位〜安静呼気位TV+IRV
機能的残気量 FRC安静呼気位〜ゼロERV+RV
肺活量 VC最大吸気位〜最大呼気位IRV+TV+ERV
全肺気量 TLC最大吸気位〜ゼロVC+RV

残気量を含む分画(RV・FRC・TLC)はスパイロメーターでは測定できず、ガス希釈法や体プレチスモグラフが必要です。COPDでは残気量とFRCが増加し、拘束性換気障害では肺活量が低下します。

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