第45回 理学療法士国家試験 午前 第4問
理学療法評価学第45回午前
第45回 理学療法士国家試験 午前 第4問(理学療法評価学)の正答は 3 です。図は被検者を左側臥位とし、骨盤を固定したうえで上側の右下肢を膝関節屈曲位のまま股関節外転・伸展位に保持し、支えを外している場面です。
問題
被検者を左側臥位にして、図に示す肢位から検者が右手を離しても右下肢は外転位のままとどまっている。
この検査法はどれか。
- 1. Apleyテスト
- 2. Elyテスト
- 3. Oberテスト ✓
- 4. Patrickテスト
- 5. Thomasテスト
正答:3番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリで
スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:3番 — Oberテスト
図は被検者を左側臥位とし、骨盤を固定したうえで上側の右下肢を膝関節屈曲位のまま股関節外転・伸展位に保持し、支えを外している場面です。手を離しても下肢が内転せず外転位のままとどまるのはOberテストの陽性所見で、大腿筋膜張筋から腸脛靱帯にかけての短縮・拘縮を評価しています。
【各選択肢の解説】
1. Apleyテスト
❌ 誤り。腹臥位で膝を90°屈曲し、下腿を圧迫または牽引しながら回旋させて半月板損傷と靱帯損傷を鑑別する検査です。側臥位では行いません。
❌ 誤り。腹臥位で膝を90°屈曲し、下腿を圧迫または牽引しながら回旋させて半月板損傷と靱帯損傷を鑑別する検査です。側臥位では行いません。
2. Elyテスト
❌ 誤り。腹臥位で膝を他動的に屈曲させ、同側の殿部が持ち上がれば陽性となる大腿直筋の短縮をみる検査です(尻上がり現象)。
❌ 誤り。腹臥位で膝を他動的に屈曲させ、同側の殿部が持ち上がれば陽性となる大腿直筋の短縮をみる検査です(尻上がり現象)。
3. Oberテスト
✅ 正しい。側臥位で上側の下肢を外転・伸展位に保持して支えを外し、内転して落下しなければ陽性です。図の肢位・手順と一致します。
✅ 正しい。側臥位で上側の下肢を外転・伸展位に保持して支えを外し、内転して落下しなければ陽性です。図の肢位・手順と一致します。
4. Patrickテスト
❌ 誤り。背臥位で股関節を屈曲・外転・外旋させ、足部を反対側の膝に乗せた4の字肢位から膝を下方へ押す検査で、股関節および仙腸関節の病変をみます。別名FABERテストです。
❌ 誤り。背臥位で股関節を屈曲・外転・外旋させ、足部を反対側の膝に乗せた4の字肢位から膝を下方へ押す検査で、股関節および仙腸関節の病変をみます。別名FABERテストです。
5. Thomasテスト
❌ 誤り。背臥位で反対側の股関節を最大屈曲させたときに検査側の大腿が床から浮けば陽性で、腸腰筋の拘縮(股関節屈曲拘縮)を示します。
❌ 誤り。背臥位で反対側の股関節を最大屈曲させたときに検査側の大腿が床から浮けば陽性で、腸腰筋の拘縮(股関節屈曲拘縮)を示します。
【試験対策ポイント】
下肢の整形外科的テストは「肢位」と「みている組織」をセットで覚えます。
| テスト | 肢位 | 陽性が示すもの |
|---|---|---|
| Ober | 側臥位・上側下肢を外転伸展 | 腸脛靱帯・大腿筋膜張筋の短縮 |
| Thomas | 背臥位・対側股関節最大屈曲 | 腸腰筋の拘縮 |
| Ely | 腹臥位・膝屈曲 | 大腿直筋の短縮 |
| Patrick(FABER) | 背臥位・4の字 | 股関節/仙腸関節病変 |
| Apley | 腹臥位・膝90°屈曲+圧迫/牽引 | 半月板損傷/靱帯損傷 |
| SLR(Lasègue) | 背臥位・下肢挙上 | 坐骨神経痛・腰椎椎間板ヘルニア |
側臥位で行う代表的テストはOberテストと押さえておくと、図から一発で選べます。
📗 PTカコモンの学習教材
この問題でつまずいた範囲は、PT国試ノート「理学療法学(評価・治療)」該当の章でまとめて復習できます。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。
▶ この範囲のノートを開く全科目セット 850円・買い切り / 12科目・全84章。運動学・解剖学・生理学は無料で読めます。
スポンサーリンク(広告)
\ この1問で終わりにしない /
理学療法士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
- 📚18年分・約3,595問をスマホでそのまま演習
- 🎯間違えた問題だけ自動でピックアップして復習
- 📈正答率と苦手な科目をグラフで可視化
登録30秒・ずっと無料
スポンサーリンク(広告)