PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第45回 理学療法士国家試験 午前 第23問

保健医療福祉第45回午前

第45回 理学療法士国家試験 午前 第23問(保健医療福祉)の正答は 2 です。感度(sensitivity)は、疾患を有する人のうち検査が陽性になる割合です。

問題
検査の感度を示す説明で正しいのはどれか。
  1. 1. 測定の精密度
  2. 2. 実際の患者が検査で陽性となる確率 ✓
  3. 3. 実際の患者でない者が検査で陰性となる確率
  4. 4. 検査が陽性だった場合に実際の患者である確率
  5. 5. 検査が陰性だった場合に実際の患者でない確率

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — 実際の患者が検査で陽性となる確率

感度(sensitivity)は、疾患を有する人のうち検査が陽性になる割合です。感度が高い検査は見逃し(偽陰性)が少ないため、疾患の除外(スクリーニング)に適しています。


【各選択肢の解説】

1. 測定の精密度
❌ 誤り。繰り返し測定したときのばらつきの少なさは信頼性(再現性)の説明であり、感度とは別の概念です。
2. 実際の患者が検査で陽性となる確率
✅ 正しい。疾患を有する人を陽性と判定できる割合=感度です。真陽性÷(真陽性+偽陰性)で求めます。
3. 実際の患者でない者が検査で陰性となる確率
❌ 誤り。これは特異度(specificity)の定義です。真陰性÷(真陰性+偽陽性)で求めます。
4. 検査が陽性だった場合に実際の患者である確率
❌ 誤り。これは陽性的中率の定義で、有病率の影響を受けます。
5. 検査が陰性だった場合に実際の患者でない確率
❌ 誤り。これは陰性的中率の定義です。

【試験対策ポイント】

2×2表で位置関係を覚えるのが最短です。

—疾患あり疾患なし
検査陽性真陽性 a偽陽性 b
検査陰性偽陰性 c真陰性 d
  • 感度=a/(a+c):疾患のある人を拾い上げる力(縦に読む)
  • 特異度=d/(b+d):疾患のない人を除く力(縦に読む)
  • 陽性的中率=a/(a+b):陽性者が本当に患者である割合(横に読む)
  • 陰性的中率=d/(c+d):陰性者が本当に非患者である割合(横に読む)
感度と特異度は有病率に影響されないのに対し、的中率は有病率に左右されます。感度の高い検査で陰性なら除外に有用(SnNout)、特異度の高い検査で陽性なら確定に有用(SpPin)という覚え方も便利です。

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