PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第45回 理学療法士国家試験 午前 第53問

解剖学第45回午前

第45回 理学療法士国家試験 午前 第53問(解剖学)の正答は 2・4 です。顔面の筋は表情筋(顔面神経Ⅶ支配の皮筋)と咀嚼筋(三叉神経第3枝=下顎神経支配)に大別されます。

問題
表情筋はどれか。2つ選べ。
  1. 1. 咬筋
  2. 2. 頬筋
  3. 3. 側頭筋
  4. 4. オトガイ筋
  5. 5. 外側翼突筋

正答:2・4番

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解説
■ 正答:2・4番 — 頬筋/オトガイ筋

顔面の筋は表情筋(顔面神経Ⅶ支配の皮筋)咀嚼筋(三叉神経第3枝=下顎神経支配)に大別されます。頬筋とオトガイ筋は表情筋で、咬筋・側頭筋・外側翼突筋は咀嚼筋です。


【各選択肢の解説】

1. 咬筋
❌ 誤り。頬骨弓から下顎枝外面に付く咀嚼筋で、下顎を挙上(噛みしめ)します。支配は三叉神経(下顎神経)です。
2. 頬筋
✅ 正しい。頬の深部にある表情筋で、頬を歯列に押しつけて咀嚼・吸啜・吹く動作を助けます。顔面神経支配です。
3. 側頭筋
❌ 誤り。側頭窩から筋突起に付く咀嚼筋で、下顎の挙上と後退を行います。三叉神経支配です。
4. オトガイ筋
✅ 正しい。下顎のオトガイ部の皮膚を引き上げて下唇を突き出す表情筋で、顔面神経支配です。
5. 外側翼突筋
❌ 誤り。咀嚼筋の1つで、両側が働くと下顎を前方へ引き出し(開口の主動作筋)、片側では下顎を対側へずらします。三叉神経支配です。

【試験対策ポイント】

咀嚼筋は咬筋・側頭筋・内側翼突筋・外側翼突筋の4つだけ(すべて三叉神経支配)と覚え、それ以外の顔面の筋は表情筋(顔面神経支配)と判断すれば混乱しません。頬筋は「頬」の字から咀嚼筋と誤りやすい代表例ですが、皮膚に付く皮筋=表情筋です。顔面神経麻痺では表情筋のみが麻痺し、咀嚼力は保たれる点も臨床の頻出事項です。

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