PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第45回 理学療法士国家試験 午前 第80問

人間発達学第45回午前

第45回 理学療法士国家試験 午前 第80問(人間発達学)の正答は 1 です。Eriksonの心理社会的発達理論では、乳児期の課題は基本的信頼 対 不信です。

問題
Eriksonによる各発達段階の課題で正しい組合せはどれか。
  1. 1. 乳児期 ―― 信頼
  2. 2. 幼児期 ―― 勤勉性
  3. 3. 学童期 ―― 親密
  4. 4. 青年期 ―― 自律性
  5. 5. 成人期 ―― 同一性

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — 「乳児期 ―― 信頼」

Eriksonの心理社会的発達理論では、乳児期の課題は基本的信頼 対 不信です。養育者が空腹や不快に一貫して応えることで「世界は信頼できる」という感覚が育ち、これがその後の発達の土台になります。


【各選択肢の解説】

1. 乳児期 ―― 信頼
✅ 正しい。基本的信頼 対 不信が乳児期(0〜1歳頃)の課題です。
2. 幼児期 ―― 勤勉性
❌ 誤り。幼児期前期は自律性(対 恥・疑惑)、幼児期後期は自主性(対 罪悪感)です。勤勉性は学童期の課題です。
3. 学童期 ―― 親密
❌ 誤り。学童期は勤勉性 対 劣等感です。親密性は成人期前期の課題です。
4. 青年期 ―― 自律性
❌ 誤り。青年期は同一性(アイデンティティ)対 同一性拡散です。自律性は幼児期前期です。
5. 成人期 ―― 同一性
❌ 誤り。成人期前期は親密性 対 孤立です。同一性は青年期の課題です。

【試験対策ポイント】

Eriksonの8段階は丸暗記が最短です。

発達段階課題(対立する概念)
乳児期基本的信頼 対 不信
幼児期前期自律性 対 恥・疑惑
幼児期後期自主性 対 罪悪感
学童期勤勉性 対 劣等感
青年期同一性 対 同一性拡散
成人期前期親密性 対 孤立
壮年期生殖性(世代性)対 停滞
老年期統合 対 絶望

出題は本問のような「ずらした組合せ」がほとんどで、1つずつ段階をずらしてくるのが定番の作り方です。Piagetの認知発達段階(感覚運動期・前操作期・具体的操作期・形式的操作期)と混同しないよう区別しておきましょう。

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