第45回 理学療法士国家試験 午前 第79問
臨床心理学第45回午前
第45回 理学療法士国家試験 午前 第79問(臨床心理学)の正答は 4 です。行動化(acting out)とは、言葉にできない葛藤や感情を、言語化せずに行動として表出する防衛機制です。
問題
患者が治療者に不満を抱き、沈黙を続けているときの防衛機制はどれか。
- 1. 抑圧
- 2. 否認
- 3. 解離
- 4. 行動化 ✓
- 5. 反動形成
正答:4番
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解説
■ 正答:4番 — 「行動化」
行動化(acting out)とは、言葉にできない葛藤や感情を、言語化せずに行動として表出する防衛機制です。治療者への不満を口に出さず沈黙し続ける、遅刻する、無断で治療を中断するといった行動は、典型的な行動化です。
【各選択肢の解説】
1. 抑圧
❌ 誤り。受け入れがたい欲求や記憶を無意識の中に押し込めて意識に上らせないことで、最も基本的な防衛機制です。本問では不満を自覚している点が異なります。
❌ 誤り。受け入れがたい欲求や記憶を無意識の中に押し込めて意識に上らせないことで、最も基本的な防衛機制です。本問では不満を自覚している点が異なります。
2. 否認
❌ 誤り。受け入れがたい現実そのものを認めないことで、障害受容の初期や重病告知後によくみられます。
❌ 誤り。受け入れがたい現実そのものを認めないことで、障害受容の初期や重病告知後によくみられます。
3. 解離
❌ 誤り。意識・記憶・同一性の統合が失われる状態で、解離性健忘や解離性同一性障害などがあります。
❌ 誤り。意識・記憶・同一性の統合が失われる状態で、解離性健忘や解離性同一性障害などがあります。
4. 行動化
✅ 正しい。感情を言葉ではなく行動で表す機制で、沈黙・治療中断・自傷などの形をとります。
✅ 正しい。感情を言葉ではなく行動で表す機制で、沈黙・治療中断・自傷などの形をとります。
5. 反動形成
❌ 誤り。本心と正反対の態度をとることで、憎んでいる相手に過度に丁寧に接するなどが該当します。
❌ 誤り。本心と正反対の態度をとることで、憎んでいる相手に過度に丁寧に接するなどが該当します。
【試験対策ポイント】
防衛機制は具体的な場面文で問われるため、キーワードと行動例をセットで覚えるのが有効です。抑圧=無意識に押し込める、否認=現実を認めない、投影=自分の感情を相手のものとする、退行=幼い段階に戻る、置き換え=別の対象に向ける、昇華=社会的に価値ある形に変える、合理化=もっともらしい理由づけ(すっぱいブドウ)、代償=別の分野で補う、知性化=理屈で感情を遠ざける。作業療法・理学療法の場面では、リハ拒否・無断欠席・沈黙といった行為が行動化として出題されやすい点が要注意です。
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