PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第45回 理学療法士国家試験 午前 第96問

臨床心理学第45回午前

第45回 理学療法士国家試験 午前 第96問(臨床心理学)の正答は 1 です。我が国の疫学調査では、大うつ病性障害の生涯有病率は約6%(15人に1人程度)と報告されており、選択肢のなかで最も高い値です。

問題
我が国で生涯有病率が最も高いのはどれか。
  1. 1. うつ病
  2. 2. てんかん
  3. 3. 強迫性障害
  4. 4. 統合失調症
  5. 5. パニック障害

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — 「うつ病」

我が国の疫学調査では、大うつ病性障害の生涯有病率は約6%(15人に1人程度)と報告されており、選択肢のなかで最も高い値です。「うつ病は誰でもかかりうる、ありふれた疾患(こころの風邪)」という文脈で出題されます。


【各選択肢の解説】

1. うつ病
✅ 正しい。生涯有病率は約6%で、選択肢中で最も高い頻度です。女性は男性の約2倍とされています。
2. てんかん
❌ 誤り。有病率は約0.5〜1%(100人に1人程度)です。乳幼児期と高齢期に発症のピークがあります。
3. 強迫性障害
❌ 誤り。生涯有病率は約1〜2%とされています。
4. 統合失調症
❌ 誤り。生涯有病率はおよそ0.7〜1%で、世界的にもほぼ一定です。
5. パニック障害
❌ 誤り。生涯有病率は約1〜3%とされています。

【試験対策ポイント】

主な精神疾患の頻度はうつ病(約6%)> パニック障害・強迫性障害(1〜3%)> 統合失調症・てんかん(約1%)というおおまかな序列で覚えておけば十分です。関連知識として、統合失調症は10代後半〜30歳代の発症が多く男女差が小さいこと、うつ病は女性が男性の約2倍であること、自殺者の多くが背景にうつ病を有すること、認知症の有病率は65歳以上で約15%(85歳以上では40%超)と加齢で急増することも押さえましょう。医療計画の5疾病(がん・脳卒中・心筋梗塞等の心血管疾患・糖尿病・精神疾患)に精神疾患が含まれている点も、公衆衛生分野で問われます。

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