第45回 理学療法士国家試験 午前 第97問
第45回 理学療法士国家試験 午前 第97問(臨床心理学)の正答は 2 です。迂遠は思考の流れ(思路)の障害の一つで、話が本筋から外れて細かい枝葉にこだわり、回りくどい説明を延々と続けるものの、最終的には目標にたどり着く状態です。
- 1. 保続
- 2. 迂遠 ✓
- 3. 思考制止
- 4. 思考途絶
- 5. 観念奔逸
正答:2番
初回正答率 72.7%参考値
11人の初回解答から算出(2026年10月2日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
迂遠は思考の流れ(思路)の障害の一つで、話が本筋から外れて細かい枝葉にこだわり、回りくどい説明を延々と続けるものの、最終的には目標にたどり着く状態です。てんかん、認知症、知的障害でみられます。
【各選択肢の解説】
❌ 誤り。一度出た反応(言葉・動作)が、場面が変わっても不適切に繰り返される症状で、前頭葉損傷や認知症でみられます。
✅ 正しい。細部にとらわれて要領よく話せないが、最終的には話題の目標に到達します。
❌ 誤り。思考の進行が遅く重苦しくなる状態で、うつ病に特徴的です。
❌ 誤り。思考の流れが突然ぷつりと途切れ、話が中断してしまう状態で、統合失調症に特徴的です。
❌ 誤り。次々に考えが浮かんで話題が飛び、まとまらない状態で、躁状態に特徴的です。
【試験対策ポイント】
思路(思考過程)の障害は、代表疾患とセットにすると一気に整理できます。観念奔逸=躁病(速い・飛ぶ・目標を見失う)/思考制止=うつ病(遅い・進まない)/思考途絶=統合失調症(突然途切れる)/連合弛緩・滅裂思考=統合失調症(つながりが失われる)/迂遠=てんかん・認知症(回りくどいが到達する)/保続=脳器質性疾患(同じ反応の繰り返し)。「回りくどいが最後にはたどり着く=迂遠」「そもそもたどり着けない=滅裂思考」という目標到達の有無が、迂遠を見分ける決め手です。思考「内容」の障害(妄想)や思考「体験」の障害(考想吹入・思考奪取など自我障害)とは別カテゴリーである点も区別しておきましょう。
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