第45回 理学療法士国家試験 午後 第25問
理学療法管理学第45回午後
第45回 理学療法士国家試験 午後 第25問(理学療法管理学)の正答は 5 です。EBPT(根拠に基づく理学療法)は、①問題点の定式化(患者の問題を答えられる形の疑問にする)→②情報収集(文献検索)→③批判的吟味(研究の質と結果の評価)→④適用(患者への適用)→⑤検証(結果の評価と自己点検)という5段階で進めます。
問題
エビデンスに基づく理学療法を実践する場合に最初に行うのはどれか。
- 1. 検証
- 2. 適用
- 3. 情報収集
- 4. 批判的吟味
- 5. 問題点の定式化 ✓
正答:5番
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解説
■ 正答:5番 — 問題点の定式化
EBPT(根拠に基づく理学療法)は、①問題点の定式化(患者の問題を答えられる形の疑問にする)→②情報収集(文献検索)→③批判的吟味(研究の質と結果の評価)→④適用(患者への適用)→⑤検証(結果の評価と自己点検)という5段階で進めます。最初に行うのは、目の前の患者の疑問をPICO(P:患者、I:介入、C:比較、O:結果)の形に整理する問題点の定式化です。
【各選択肢の解説】
1. 検証
❌ 誤り。第5段階です。適用した結果が患者にどのような効果をもたらしたかを評価し、ここまでの過程を振り返る段階にあたります。
❌ 誤り。第5段階です。適用した結果が患者にどのような効果をもたらしたかを評価し、ここまでの過程を振り返る段階にあたります。
2. 適用
❌ 誤り。第4段階です。吟味した根拠を、患者の価値観・臨床経験・利用可能な資源を踏まえて実際の介入に反映させます。
❌ 誤り。第4段階です。吟味した根拠を、患者の価値観・臨床経験・利用可能な資源を踏まえて実際の介入に反映させます。
3. 情報収集
❌ 誤り。第2段階です。定式化した疑問をキーワードにして、データベースなどから文献を検索します。疑問が定まっていなければ効率的な検索はできません。
❌ 誤り。第2段階です。定式化した疑問をキーワードにして、データベースなどから文献を検索します。疑問が定まっていなければ効率的な検索はできません。
4. 批判的吟味
❌ 誤り。第3段階です。集めた文献の研究デザイン・対象・結果の妥当性を評価します。
❌ 誤り。第3段階です。集めた文献の研究デザイン・対象・結果の妥当性を評価します。
5. 問題点の定式化
✅ 正しい。第1段階です。「この患者に何を知りたいのか」をPICOの形式で明確にすることが、その後の情報収集と判断の出発点になります。
✅ 正しい。第1段階です。「この患者に何を知りたいのか」をPICOの形式で明確にすることが、その後の情報収集と判断の出発点になります。
【試験対策ポイント】
EBPTの5ステップと、根拠(エビデンス)レベルはセットで問われます。
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| ①問題点の定式化 | PICO(P患者・I介入・C比較・O結果)で疑問を明確化 |
| ②情報収集 | 文献データベースなどから根拠を検索 |
| ③批判的吟味 | 研究デザイン・妥当性・臨床的意義を評価 |
| ④適用 | 患者の価値観・臨床経験・資源を統合して実施 |
| ⑤検証 | 結果を評価し、過程を振り返る |
エビデンスレベルは高い順に、システマティックレビュー・メタアナリシス>ランダム化比較試験(RCT)>非ランダム化比較試験>コホート研究>症例対照研究>症例報告>専門家の意見です。EBPTは「エビデンスだけで決める」ものではなく、最良の根拠・臨床的専門技能・患者の価値観の3つを統合するという定義も頻出です。
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