第45回 理学療法士国家試験 午後 第54問
解剖学第45回午後
第45回 理学療法士国家試験 午後 第54問(解剖学)の正答は 1・2 です。伸張反射は、筋が伸ばされると筋紡錘が興奮し、Ia群求心性線維が脊髄前角のα運動ニューロンに単シナプス性に結合して同名筋を収縮させる反射です。
問題
伸張反射の反射弓を構成するのはどれか。2つ選べ。
- 1. α運動線維 ✓
- 2. Ia群求心性線維 ✓
- 3. Ib群求心性線維
- 4. Ⅲ群求心性線維
- 5. Ⅳ群求心性線維
正答:1・2番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 59.1%参考値
22人の初回解答から算出(2026年10月2日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1・2番 — α運動線維、Ia群求心性線維
伸張反射は、筋が伸ばされると筋紡錘が興奮し、Ia群求心性線維が脊髄前角のα運動ニューロンに単シナプス性に結合して同名筋を収縮させる反射です。ヒトで唯一の単シナプス反射であり、腱反射(膝蓋腱反射など)として臨床評価に用いられます。
【各選択肢の解説】
1. α運動線維
✅ 正しい。伸張反射の遠心路で、錘外筋線維を収縮させます。
✅ 正しい。伸張反射の遠心路で、錘外筋線維を収縮させます。
2. Ia群求心性線維
✅ 正しい。筋紡錘の一次終末(環螺旋終末)から出る太い有髄線維で、伸張反射の求心路です。
✅ 正しい。筋紡錘の一次終末(環螺旋終末)から出る太い有髄線維で、伸張反射の求心路です。
3. Ib群求心性線維
❌ 誤り。Ib線維はGolgi腱器官からの求心路で、介在ニューロンを介して同名筋を抑制するIb抑制(自原抑制)を担い、伸張反射とは逆向きの働きをします。
❌ 誤り。Ib線維はGolgi腱器官からの求心路で、介在ニューロンを介して同名筋を抑制するIb抑制(自原抑制)を担い、伸張反射とは逆向きの働きをします。
4. Ⅲ群求心性線維
❌ 誤り。細い有髄線維で痛覚・温度覚などを伝え、屈曲反射(逃避反射)の求心路になります。
❌ 誤り。細い有髄線維で痛覚・温度覚などを伝え、屈曲反射(逃避反射)の求心路になります。
5. Ⅳ群求心性線維
❌ 誤り。無髄のポリモーダル受容器由来で、鈍い痛みなどを伝えます。伸張反射には関与しません。
❌ 誤り。無髄のポリモーダル受容器由来で、鈍い痛みなどを伝えます。伸張反射には関与しません。
【試験対策ポイント】
受容器と反射の対応を整理します。筋紡錘=Ia・Ⅱ群=伸張反射(筋の長さを感知・促通性)、腱紡錘(Golgi腱器官)=Ib群=Ib抑制(筋の張力を感知・抑制性)。
伸張反射は「相動性(腱反射)」と「緊張性(姿勢保持に働き、痙縮の本体)」に分かれ、上位運動ニューロン障害では亢進、末梢神経障害や下位運動ニューロン障害では減弱・消失します。γ運動線維は筋紡錘の錘内筋線維を支配して感度を調節する、という点も押さえましょう。
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