PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第45回 理学療法士国家試験 午後 第80問

臨床心理学第45回午後

第45回 理学療法士国家試験 午後 第80問(臨床心理学)の正答は 3 です。絵画統覚検査(TAT:Thematic Apperception Test)は、人物が描かれた曖昧な絵カードを見せて自由に物語を作らせる投影法検査です。

問題
人物の描かれた絵を見せて物語を連想させる心理検査はどれか。
  1. 1. 人物描画法
  2. 2. 文章完成法
  3. 3. 絵画統覚検査
  4. 4. ロールシャッハテスト
  5. 5. ベントン視覚記銘検査

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — 絵画統覚検査

絵画統覚検査(TAT:Thematic Apperception Test)は、人物が描かれた曖昧な絵カードを見せて自由に物語を作らせる投影法検査です。Murrayが開発し、語られた物語に被検者の欲求・葛藤・対人関係パターンが投影されると考えます。


【各選択肢の解説】

1. 人物描画法
❌ 誤り。被検者自身に人物を「描かせる」投影法(DAP)です。絵を見せるのではありません。
2. 文章完成法
❌ 誤り。SCT。「私の父は――」のような未完成の刺激文を被検者に完成させる投影法です。
3. 絵画統覚検査
✅ 正しい。人物画を見せ、その前後の経過を含む物語を連想・言語化させます。
4. ロールシャッハテスト
❌ 誤り。左右対称のインクのしみ(10枚)が何に見えるかを答えさせる投影法で、物語を作らせるものではありません。
5. ベントン視覚記銘検査
❌ 誤り。幾何図形を短時間見せて記憶により描かせる視覚記銘の検査で、脳器質性障害のスクリーニングに用います。

【試験対策ポイント】

心理検査の3分類は必出です。

分類内容代表例
質問紙法自記式の項目に回答YG性格検査・MMPI・エゴグラム
投影法曖昧な刺激への反応を解釈ロールシャッハ・TAT・SCT・P-Fスタディ・バウムテスト
作業検査法一定の作業成績から判断内田クレペリン精神作業検査

投影法は「刺激が曖昧なほど深層が出る」が原則。ベントン視覚記銘検査・三宅式記銘力検査・WMS-Rは性格検査ではなく記憶検査である点で区別します。

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