第46回 理学療法士国家試験 午前 第51問
解剖学第46回午前
第46回 理学療法士国家試験 午前 第51問(解剖学)の正答は 2・3 です。車軸関節は、円柱状の骨が輪状の靱帯や骨のくぼみの中で長軸まわりに回旋する一軸性関節です。
問題
車軸関節はどれか。2つ選べ。
- 1. 顎関節
- 2. 正中環軸関節 ✓
- 3. 近位橈尺関節 ✓
- 4. 椎間関節
- 5. 脛骨大腿関節
正答:2・3番
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解説
■ 正答:2・3番 — 正中環軸関節/近位橈尺関節
車軸関節は、円柱状の骨が輪状の靱帯や骨のくぼみの中で長軸まわりに回旋する一軸性関節です。正中環軸関節(環椎前弓と環椎横靱帯がつくる輪の中で軸椎歯突起が回る)と近位橈尺関節(橈骨輪状靱帯の輪の中で橈骨頭が回る)が代表例です。
【各選択肢の解説】
1. 顎関節
❌ 誤り。顎関節は関節円板をもつ両顆頭関節で、蝶番運動と滑走運動を組み合わせて動きます。分類上は楕円関節に含められ、車軸関節ではありません。
❌ 誤り。顎関節は関節円板をもつ両顆頭関節で、蝶番運動と滑走運動を組み合わせて動きます。分類上は楕円関節に含められ、車軸関節ではありません。
2. 正中環軸関節
✅ 正しい。軸椎の歯突起が、環椎前弓の歯突起窩と環椎横靱帯でつくられる「輪」の中で回旋します。頸部回旋の約50%を担う典型的な車軸関節です。
✅ 正しい。軸椎の歯突起が、環椎前弓の歯突起窩と環椎横靱帯でつくられる「輪」の中で回旋します。頸部回旋の約50%を担う典型的な車軸関節です。
3. 近位橈尺関節
✅ 正しい。橈骨頭が尺骨の橈骨切痕と橈骨輪状靱帯の輪の中で回旋し、前腕の回内・回外を生じます。遠位橈尺関節も同じく車軸関節です。
✅ 正しい。橈骨頭が尺骨の橈骨切痕と橈骨輪状靱帯の輪の中で回旋し、前腕の回内・回外を生じます。遠位橈尺関節も同じく車軸関節です。
4. 椎間関節
❌ 誤り。上関節突起と下関節突起がつくる平面関節(半関節)で、関節面同士がわずかに滑る運動をします。
❌ 誤り。上関節突起と下関節突起がつくる平面関節(半関節)で、関節面同士がわずかに滑る運動をします。
5. 脛骨大腿関節
❌ 誤り。屈曲・伸展を主とする蝶番関節(顆状関節)です。屈曲位でわずかな回旋が加わりますが、車軸関節ではありません。
❌ 誤り。屈曲・伸展を主とする蝶番関節(顆状関節)です。屈曲位でわずかな回旋が加わりますが、車軸関節ではありません。
【試験対策ポイント】
車軸関節は数が少ないので丸ごと暗記が有効です。
| 関節の型 | 代表例 |
|---|---|
| 車軸関節 | 正中環軸関節・近位橈尺関節・遠位橈尺関節 |
| 蝶番関節 | 腕尺関節・指節間関節・距腿関節 |
| 球関節 | 肩関節・股関節(臼状関節) |
| 楕円(顆状)関節 | 橈骨手根関節・環椎後頭関節・中手指節関節 |
| 鞍関節 | 母指の手根中手関節(第1CM関節) |
| 平面関節 | 椎間関節・肩鎖関節・足根中足関節 |
「車軸=長軸まわりの回旋しかできない一軸性」と押さえ、頸の回旋(環軸)と前腕の回内外(橈尺)の2系統を思い出せば取りこぼしません。
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