PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第46回 理学療法士国家試験 午前 第52問

解剖学第46回午前

第46回 理学療法士国家試験 午前 第52問(解剖学)の正答は 5 です。前脛骨筋は脛骨外側面・下腿骨間膜から起こり、内側楔状骨と第1中足骨底に停止します。

問題
筋と付着部との組合せで正しいのはどれか。
  1. 1. 腸腰筋 ―― 大転子
  2. 2. 長内転筋 ―― 坐骨結節
  3. 3. 半腱様筋 ―― 腓骨頭
  4. 4. 長腓骨筋 ―― 舟状骨
  5. 5. 前脛骨筋 ―― 内側楔状骨

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — 前脛骨筋 ―― 内側楔状骨

前脛骨筋は脛骨外側面・下腿骨間膜から起こり、内側楔状骨と第1中足骨底に停止します。停止が足部内側にあることが、足関節背屈+内がえしという機能と直結しています。


【各選択肢の解説】

1. 腸腰筋 ―― 大転子
❌ 誤り。腸腰筋(大腰筋+腸骨筋)の停止は小転子です。大転子に停止するのは中殿筋・小殿筋・梨状筋などの外転・外旋筋群です。
2. 長内転筋 ―― 坐骨結節
❌ 誤り。長内転筋は恥骨結節の下方から起こり、大腿骨粗線内側唇に停止します。坐骨結節から起こるのはハムストリングスと大内転筋の一部です。
3. 半腱様筋 ―― 腓骨頭
❌ 誤り。半腱様筋は坐骨結節から起こり、脛骨粗面内側(鵞足)に停止します。腓骨頭に停止するのは大腿二頭筋です。
4. 長腓骨筋 ―― 舟状骨
❌ 誤り。長腓骨筋は足底を斜めに横切って内側楔状骨と第1中足骨底に停止します。舟状骨に停止するのは後脛骨筋です。
5. 前脛骨筋 ―― 内側楔状骨
✅ 正しい。内側楔状骨と第1中足骨底に停止します。深腓骨神経(L4〜L5)支配で、麻痺すると下垂足となり鶏歩を呈します。

【試験対策ポイント】

足部内側の内側楔状骨・第1中足骨底には、前脛骨筋(足背側から)と長腓骨筋(足底側から)が挟み込むように停止し、アーチを支える「あぶみ(スターラップ)」を形成します。この2筋がセットで同じ場所に付くという事実は、そのまま4番・5番の判別に使えます。

鵞足を構成する3筋は 縫工筋・薄筋・半腱様筋。腓骨頭に付くのは大腿二頭筋だけ、と対比して覚えると、ハムストリングス系の引っかけに強くなります。

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