PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第46回 理学療法士国家試験 午後 第48問

地域理学療法第46回午後

第46回 理学療法士国家試験 午後 第48問(地域理学療法)の正答は 2・4 です。ユニバーサルデザインは「年齢・能力・状況を問わず、できるだけ多くの人がそのまま使えるように設計する」考え方です。

問題
ユニバーサルデザインで正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. 1. 使用法が複雑である。
  2. 2. 使用法の自由度が高い。
  3. 3. 健常者には使いにくい。
  4. 4. 建造物にも適用される。
  5. 5. 使用法を誤った場合のリスクが高い。

正答:2・4番

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解説
■ 正答:2・4番 — 使用法の自由度が高い/建造物にも適用される

ユニバーサルデザインは「年齢・能力・状況を問わず、できるだけ多くの人がそのまま使えるように設計する」考え方です。Ronald Maceが提唱した7原則には「使用における柔軟性(自由度)」が含まれ、製品だけでなく建築物・都市空間・情報にも適用されます。


【各選択肢の解説】

1. 使用法が複雑である。
❌ 誤り。原則3は「単純で直感的な使用」です。経験や知識、言語能力に関係なく理解できる簡単な使い方であることが求められます。
2. 使用法の自由度が高い。
✅ 正しい。原則2の「使用における柔軟性」にあたり、右利き・左利きのどちらでも使える、速さや精度に幅を持たせるなど、多様な使い方を許容します。
3. 健常者には使いにくい。
❌ 誤り。原則1は「公平な使用」で、障害の有無にかかわらず誰にとっても使いやすいことが前提です。特定の人のための特別な設計(=バリアフリー的発想)とは異なります。
4. 建造物にも適用される。
✅ 正しい。日用品や器具だけでなく、建築物・交通機関・公共空間・サイン表示・Webなど、あらゆる環境設計に適用される概念です。
5. 使用法を誤った場合のリスクが高い。
❌ 誤り。原則5は「危険とミスに対する寛大さ」で、誤操作しても重大な事故につながらないよう設計することが求められます。

【試験対策ポイント】

ユニバーサルデザインの7原則=①公平な使用 ②使用における柔軟性 ③単純で直感的な使用 ④分かりやすい情報 ⑤危険とミスに対する寛大さ ⑥身体的負担が少ない ⑦接近・利用のための十分な大きさと空間。バリアフリーとの違いも問われます。バリアフリー=既にある障壁を後から取り除く(障害者を対象)/ユニバーサルデザイン=最初からすべての人が使えるように設計する(対象を限定しない)。代表例はレバー式ハンドル、センサー式蛇口、多機能トイレ、ノンステップバス、ピクトグラム、シャンプー容器の側面のギザギザなどです。

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