PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第46回 理学療法士国家試験 午後 第79問

人間発達学第46回午後

第46回 理学療法士国家試験 午後 第79問(人間発達学)の正答は 3・4 です。Eriksonの心理社会的発達理論では、青年期の課題は自我同一性(アイデンティティ)の確立 対 同一性拡散です。

問題
青年期の心理的発達課題に関連するのはどれか。 2つ選べ。
  1. 1. 自己中心性
  2. 2. 第一反抗期
  3. 3. 自我同一性 ✓
  4. 4. モラトリアム ✓
  5. 5. ギャング・エイジ

正答:3・4番

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解説
■ 正答:3・4番 — 自我同一性/モラトリアム

Eriksonの心理社会的発達理論では、青年期の課題は自我同一性(アイデンティティ)の確立 対 同一性拡散です。その確立のために社会的責任を一時的に猶予される期間が心理社会的モラトリアムで、いずれも青年期に固有の概念です。


【各選択肢の解説】

1. 自己中心性
❌ 誤り。Piagetの前操作期(2〜7歳)の特徴で、他者の視点に立てず自分の見え方で判断します(三つ山課題)。幼児期の概念です。
2. 第一反抗期
❌ 誤り。2〜4歳ごろの自我の芽生えに伴う反抗で、幼児期の現象です。青年期にあたるのは第二反抗期です。
3. 自我同一性
✅ 正しい。「自分は何者か」という問いに答えを見出す青年期の中心課題で、達成できないと同一性拡散に陥ります。
4. モラトリアム
✅ 正しい。進路選択などのため社会的義務が猶予され、さまざまな役割を試行できる青年期特有の期間を指します。
5. ギャング・エイジ
❌ 誤り。学童期後半(およそ9〜12歳)にみられる同性・同年代の閉鎖的な仲間集団形成の時期を指します。

【試験対策ポイント】

Eriksonの8段階は毎年のように出題されます。

段階おおよその時期発達課題
乳児期0〜1歳基本的信頼 対 不信
幼児前期1〜3歳自律性 対 恥・疑惑
幼児後期3〜6歳自主性 対 罪悪感
学童期6〜12歳勤勉性 対 劣等感
青年期12〜20歳代同一性 対 同一性拡散
成人前期20〜30歳代親密性 対 孤立
成人期中年期世代性 対 停滞
老年期高齢期統合 対 絶望

「自己中心性・第一反抗期=幼児期」「ギャング・エイジ=学童期」という時期の紐づけができれば消去法で解けます。

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