第47回 理学療法士国家試験 午前 第3問
解剖学第47回午前
第47回 理学療法士国家試験 午前 第3問(解剖学)の正答は 1・5 です。写真Aは前腕掌側面、写真Bは前腕背側面です。
問題
前腕部の写真(別冊No. 1A、B)を別に示す。番号を付した場所で筋腹が触診できる筋はどれか。2つ選べ。
- 1. ①円回内筋 ✓
- 2. ②浅指屈筋
- 3. ③短母指屈筋
- 4. ④長母指伸筋
- 5. ⑤小指伸筋 ✓
正答:1・5番
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解説
■ 正答:1・5番 — ①円回内筋/⑤小指伸筋
写真Aは前腕掌側面、写真Bは前腕背側面です。①は肘窩のすぐ遠位内側にあり円回内筋の筋腹、⑤は前腕背側で総指伸筋の尺側に接する小指伸筋の筋腹にあたり、いずれも体表から筋腹を触診できます。
【各選択肢の解説】
1. ①円回内筋
✅ 正しい。上腕骨内側上顆から橈骨中央外側面へ斜走する筋で、肘窩のすぐ遠位内側に筋腹を触れる。抵抗下に前腕を回内させると収縮が明瞭になる。
✅ 正しい。上腕骨内側上顆から橈骨中央外側面へ斜走する筋で、肘窩のすぐ遠位内側に筋腹を触れる。抵抗下に前腕を回内させると収縮が明瞭になる。
2. ②浅指屈筋
❌ 誤り。②は前腕近位掌側の尺側寄りで、ここで表層に触れるのは尺側手根屈筋である。浅指屈筋は橈側手根屈筋・長掌筋・尺側手根屈筋の深層にあり、この位置で筋腹を直接触れることはできない。
❌ 誤り。②は前腕近位掌側の尺側寄りで、ここで表層に触れるのは尺側手根屈筋である。浅指屈筋は橈側手根屈筋・長掌筋・尺側手根屈筋の深層にあり、この位置で筋腹を直接触れることはできない。
3. ③短母指屈筋
❌ 誤り。③は手関節のすぐ近位(前腕遠位掌側)で腱が並ぶ部位である。短母指屈筋は母指球を構成する手内在筋で、前腕には存在しない。
❌ 誤り。③は手関節のすぐ近位(前腕遠位掌側)で腱が並ぶ部位である。短母指屈筋は母指球を構成する手内在筋で、前腕には存在しない。
4. ④長母指伸筋
❌ 誤り。④の表層にあるのは総指伸筋である。長母指伸筋は前腕遠位背側の深層筋で筋腹の触診は困難であり、通常は嗅ぎタバコ入れ(解剖学的スナッフボックス)の尺側縁で腱として触れる。
❌ 誤り。④の表層にあるのは総指伸筋である。長母指伸筋は前腕遠位背側の深層筋で筋腹の触診は困難であり、通常は嗅ぎタバコ入れ(解剖学的スナッフボックス)の尺側縁で腱として触れる。
5. ⑤小指伸筋
✅ 正しい。前腕背側で総指伸筋のすぐ尺側を走る筋で、小指を伸展させると⑤の位置で筋腹の収縮を触知できる。
✅ 正しい。前腕背側で総指伸筋のすぐ尺側を走る筋で、小指を伸展させると⑤の位置で筋腹の収縮を触知できる。
【試験対策ポイント】
触診問題は「表層筋か深層筋か」「前腕の筋か手内在筋か」で切ると速く解けます。
- 前腕掌側の表層(橈側→尺側)=円回内筋・橈側手根屈筋・長掌筋・尺側手根屈筋。浅指屈筋・深指屈筋・長母指屈筋は深層で筋腹の触診は困難。
- 母指球筋(短母指外転筋・短母指屈筋・母指対立筋)と小指球筋は手内在筋。前腕を指していたら即誤り。
- 前腕背側の表層=腕橈骨筋・長短橈側手根伸筋・総指伸筋・小指伸筋・尺側手根伸筋。長母指外転筋/短母指伸筋/長母指伸筋は腱として嗅ぎタバコ入れで確認する。
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