PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第44回 理学療法士国家試験 午後 第10問

解剖学第44回午後

第44回 理学療法士国家試験 午後 第10問(解剖学)の正答は 2 です。動眼神経核は中脳の上丘の高さ、中脳水道周囲灰白質の腹側にあります。

問題
延髄にない神経核はどれか。
  1. 1. 舌下神経核
  2. 2. 動眼神経核
  3. 3. 前庭神経核
  4. 4. 蝸牛神経核
  5. 5. 迷走神経背側核

正答:2番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:2番 — 動眼神経核

動眼神経核は中脳の上丘の高さ、中脳水道周囲灰白質の腹側にあります。したがって延髄には存在しません。他の4つはいずれも延髄(またはその範囲)に存在する神経核です。


【各選択肢の解説】

1. 舌下神経核
❌ 誤り(延髄にある)。延髄背側の正中近く、第四脳室底の舌下神経三角の深部にあります。障害で同側の舌の萎縮・偏位が生じます。
2. 動眼神経核
✅ 正しい(延髄にない)。中脳上丘の高さに位置します。近傍の副核(Edinger-Westphal核)は瞳孔括約筋・毛様体筋を支配する副交感神経核です。
3. 前庭神経核
❌ 誤り(延髄にある)。前庭神経核群(上・外側・内側・下核)は橋から延髄にかけて第四脳室底の外側に広がっています。
4. 蝸牛神経核
❌ 誤り(延髄にある)。背側・腹側蝸牛神経核は橋延髄移行部から延髄上部の背外側に位置します。
5. 迷走神経背側核
❌ 誤り(延髄にある)。延髄の第四脳室底、迷走神経三角の深部にある副交感神経核です。

【試験対策ポイント】

脳神経核の高さは「中脳=III・IV/橋=V・VI・VII/延髄=IX・X・XI・XII」と数字の並びで覚えます。

脳幹の部位存在する主な脳神経核
中脳動眼神経核(III)・滑車神経核(IV)・赤核・黒質
三叉神経運動核と主感覚核(V)・外転神経核(VI)・顔面神経核(VII)
延髄疑核と迷走神経背側核(IX・X)・副神経核(XI)・舌下神経核(XII)・孤束核・薄束核・楔状束核

前庭神経核と蝸牛神経核(VIII)は橋と延髄にまたがるため、「橋にある」「延髄にある」のどちらでも正しく扱われる点に注意します。臨床ではWallenberg症候群(延髄外側症候群)が前庭神経核・疑核・三叉神経脊髄路核の障害として頻出です。

📗 PTカコモンの学習教材

この問題でつまずいた範囲は、PT国試ノート「解剖学」該当の章でまとめて復習できます。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。

▶ この範囲のノートを開く
無料 / 12科目・全84章。運動学・解剖学・生理学は無料で読めます。
✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

スポンサーリンク(広告)
\ この1問で終わりにしない /
理学療法士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
無料で過去問演習を始める ▶
登録30秒・ずっと無料
関連

▶ 第44回 全問一覧

▶ 解剖学 の過去問一覧

スポンサーリンク(広告)