PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第47回 理学療法士国家試験 午前 第51問

解剖学第47回午前

第47回 理学療法士国家試験 午前 第51問(解剖学)の正答は 1・3 です。3軸性(多軸性)の関節とは、屈曲伸展・内外転・回旋という3方向の運動軸をもつ関節です。

問題
3軸性の関節はどれか。2つ選べ。
  1. 1. 股関節
  2. 2. 距腿関節
  3. 3. 胸鎖関節
  4. 4. 上橈尺関節
  5. 5. 指節間関節

正答:1・3番

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解説
■ 正答:1・3番 — 股関節、胸鎖関節

3軸性(多軸性)の関節とは、屈曲伸展・内外転・回旋という3方向の運動軸をもつ関節です。股関節は典型的な臼状(球)関節で3軸性、胸鎖関節は鞍関節に分類されますが関節円板をもち、鎖骨の挙上下制・前後移動に加えて軸回旋も可能な3軸性関節として扱われます。


【各選択肢の解説】

1. 股関節
✅ 3軸性である。臼状関節(球関節の一種)で、屈曲伸展・外転内転・外旋内旋のすべてが可能。
2. 距腿関節
❌ 1軸性である。蝶番(らせん)関節で、背屈・底屈のみを行う。
3. 胸鎖関節
✅ 3軸性である。鞍関節だが関節円板を介して挙上下制・前後移動・軸回旋の3軸運動を行う。
4. 上橈尺関節
❌ 1軸性である。車軸関節で、前腕の回内・回外のみを行う。
5. 指節間関節
❌ 1軸性である。蝶番関節で、屈曲・伸展のみを行う。

【試験対策ポイント】

関節の形状と運動軸をセットで暗記する。1軸性=蝶番関節(腕尺関節・指節間関節・距腿関節)と車軸関節(上橈尺関節・正中環軸関節)。2軸性=楕円関節(橈骨手根関節・環椎後頭関節)・顆状関節(中手指節関節)。3軸性=球関節(肩関節・腕橈関節)・臼状関節(股関節)。鞍関節は本来2軸性に分類されるが、胸鎖関節と母指手根中手関節は軸回旋も加わるため国試では3軸性(多軸性)として扱われる点が最大のひっかけ。膝関節は「顆状関節で屈伸+屈曲位での回旋」と、複合的な扱いをされることも押さえておく。

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