PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第47回 理学療法士国家試験 午前 第58問

解剖学第47回午前

第47回 理学療法士国家試験 午前 第58問(解剖学)の正答は 4 です。尿は 腎小体(糸球体→Bowman囊)→近位尿細管→Henleループ→遠位尿細管→集合管(皮質部→髄質部)→乳頭管→腎杯→腎盤(腎盂)→尿管→膀胱→尿道 の順に流れます。

問題
尿生成の流れの方向として正しいのはどれか。
  1. 1. 腎盤から腎杯へ
  2. 2. 尿道から膀胱へ
  3. 3. 尿管から髄質部集合管へ
  4. 4. 遠位尿細管から皮質部集合管へ
  5. 5. 近位曲尿細管からBowman囊へ

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — 遠位尿細管から皮質部集合管へ

尿は 腎小体(糸球体→Bowman囊)→近位尿細管→Henleループ→遠位尿細管→集合管(皮質部→髄質部)→乳頭管→腎杯→腎盤(腎盂)→尿管→膀胱→尿道 の順に流れます。遠位尿細管の続きが皮質部集合管であり、この方向が正しい流れです。


【各選択肢の解説】

1. 腎盤から腎杯へ
❌ 誤り。方向が逆で、小腎杯→大腎杯に集まった尿が腎盤(腎盂)へ注ぐ。
2. 尿道から膀胱へ
❌ 誤り。方向が逆で、膀胱に貯留した尿が尿道から体外へ排出される。
3. 尿管から髄質部集合管へ
❌ 誤り。方向が逆で、髄質部集合管→乳頭管→腎杯→腎盤→尿管の順に流れる。
4. 遠位尿細管から皮質部集合管へ
✅ 正しい。ネフロンの遠位端である遠位尿細管が皮質部集合管に合流する。
5. 近位曲尿細管からBowman囊へ
❌ 誤り。方向が逆で、Bowman囊に濾過された原尿が近位曲尿細管へ流れ込む。

【試験対策ポイント】

ネフロン=腎小体(糸球体+Bowman囊)+尿細管。糸球体濾過量(GFR)は約100〜120mL/分(1日約150〜180L)で、その99%が再吸収され尿量は1日約1.5Lになる。再吸収部位も頻出で、近位尿細管でブドウ糖・アミノ酸・Na⁺・水の大部分(約70%)、Henleループ下行脚で水、上行脚でNa⁺・Cl⁻、遠位尿細管〜集合管でアルドステロン(Na⁺再吸収・K⁺排泄)とバソプレシン=ADH(水再吸収)が作用する。腎機能の指標はクレアチニンクリアランスとeGFRで、透析導入や運動負荷量の設定判断に用いられる。

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