PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第47回 理学療法士国家試験 午後 第66問

生理学第47回午後

第47回 理学療法士国家試験 午後 第66問(生理学)の正答は 3 です。好中球は白血球の60〜70%を占める最も数の多い顆粒球で、細菌感染が起こると真っ先に感染局所へ遊走し、細菌を貪食して殺菌します。

問題
細菌貪食能が最も高いのはどれか。
  1. 1. 単球
  2. 2. 好酸球
  3. 3. 好中球
  4. 4. リンパ球
  5. 5. 好塩基球

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — 好中球

好中球は白血球の60〜70%を占める最も数の多い顆粒球で、細菌感染が起こると真っ先に感染局所へ遊走し、細菌を貪食して殺菌します。膿の主成分は死んだ好中球であり、細菌に対する貪食能は白血球中で最も高いとされています。


【各選択肢の解説】

1. 単球
❌ 誤り。単球は組織へ移行してマクロファージに分化し強い貪食能を示しますが、血中に占める割合は3〜6%と少なく、細菌感染への即応性では好中球に劣ります。
2. 好酸球
❌ 誤り。好酸球は寄生虫感染やI型アレルギーで増加し、寄生虫に対する傷害作用が主体です。細菌貪食能はほとんどありません。
3. 好中球
✅ 正しい。細菌感染で最初に動員される主力細胞で、遊走・貪食・殺菌(活性酸素・リソソーム酵素)を担います。急性細菌感染では末梢血で好中球が増加します。
4. リンパ球
❌ 誤り。T細胞・B細胞・NK細胞からなり、獲得免疫(抗体産生・細胞性免疫)を担当します。貪食は行いません。
5. 好塩基球
❌ 誤り。ヒスタミンやヘパリンを含む顆粒を放出し即時型アレルギーに関与します。白血球の1%未満と最も少なく、貪食能もありません。

【試験対策ポイント】

白血球分画は「割合の順」と「機能」をセットで覚えます。

白血球割合の目安主な機能
好中球60〜70%細菌の貪食・殺菌(膿の主成分)
リンパ球20〜30%獲得免疫(抗体・細胞性免疫)
単球3〜6%マクロファージへ分化・貪食・抗原提示
好酸球2〜4%寄生虫感染・アレルギー
好塩基球0〜1%ヒスタミン遊離・即時型アレルギー

貪食能をもつのは好中球・単球(マクロファージ)・樹状細胞の3系統。リンパ球は貪食しない、が最頻出のひっかけです。細菌感染=好中球増加、寄生虫・アレルギー=好酸球増加、ウイルス感染=リンパ球増加も併せて押さえます。

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