第47回 理学療法士国家試験 午後 第95問
人間発達学第47回午後
第47回 理学療法士国家試験 午後 第95問(人間発達学)の正答は 4 です。加齢に伴い唾液腺の腺房細胞は萎縮・脂肪組織への置換が進み、唾液分泌量はむしろ減少します。
問題
高齢者にみられる加齢に伴う変化で誤っているのはどれか。
- 1. 関節軟骨の変性
- 2. 高音域の聴力低下
- 3. 収縮期血圧の上昇
- 4. 唾液分泌量の増加 ✓
- 5. 食塊の消化管通過時間の延長
正答:4番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリで
スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:4番 — 唾液分泌量の増加
加齢に伴い唾液腺の腺房細胞は萎縮・脂肪組織への置換が進み、唾液分泌量はむしろ減少します。さらに服薬(抗コリン薬・降圧薬・向精神薬など)の影響も加わって口腔乾燥(ドライマウス)が起こりやすく、食塊形成の低下から嚥下障害・誤嚥のリスクを高めます。「誤っているのはどれか」の設問なので、内容が誤っている4が正答です。
【各選択肢の解説】
1. 関節軟骨の変性
✅ 正しい。加齢により軟骨のプロテオグリカン・水分含有量が減少し、弾力性が低下して摩耗・変性が進みます。これが変形性関節症(膝・股関節)の基盤となります。
✅ 正しい。加齢により軟骨のプロテオグリカン・水分含有量が減少し、弾力性が低下して摩耗・変性が進みます。これが変形性関節症(膝・股関節)の基盤となります。
2. 高音域の聴力低下
✅ 正しい。加齢性難聴(老人性難聴)は蝸牛基底回転部の有毛細胞から障害されるため、高音域から両側性・対称性に低下する感音難聴です。語音明瞭度も低下し、早口や騒音下で聞き取りにくくなります。
✅ 正しい。加齢性難聴(老人性難聴)は蝸牛基底回転部の有毛細胞から障害されるため、高音域から両側性・対称性に低下する感音難聴です。語音明瞭度も低下し、早口や騒音下で聞き取りにくくなります。
3. 収縮期血圧の上昇
✅ 正しい。動脈壁の弾性線維が減少し硬化するため、収縮期血圧が上昇し拡張期血圧は横ばい〜低下します。結果として脈圧が増大するのが高齢者の血圧の特徴です。
✅ 正しい。動脈壁の弾性線維が減少し硬化するため、収縮期血圧が上昇し拡張期血圧は横ばい〜低下します。結果として脈圧が増大するのが高齢者の血圧の特徴です。
4. 唾液分泌量の増加
❌ 誤り。唾液分泌は加齢とともに減少します。口腔乾燥は咀嚼・食塊形成・嚥下の障害、味覚低下、齲蝕・口腔内細菌の増加(誤嚥性肺炎のリスク)につながります。
❌ 誤り。唾液分泌は加齢とともに減少します。口腔乾燥は咀嚼・食塊形成・嚥下の障害、味覚低下、齲蝕・口腔内細菌の増加(誤嚥性肺炎のリスク)につながります。
5. 食塊の消化管通過時間の延長
✅ 正しい。消化管の平滑筋量減少と蠕動運動の低下、腹圧の低下により通過時間が延長し、高齢者に便秘が多い一因となります。
✅ 正しい。消化管の平滑筋量減少と蠕動運動の低下、腹圧の低下により通過時間が延長し、高齢者に便秘が多い一因となります。
【試験対策ポイント】
加齢変化は「増えるもの/減るもの」を対で整理すると失点しません。
| 増加・延長するもの | 減少・低下するもの |
|---|---|
| 収縮期血圧・脈圧、残気量、体脂肪率、消化管通過時間、反応時間 | 唾液分泌、肺活量・1秒量、腎血流量・GFR、最大心拍数、骨密度、筋量(特に速筋線維)、高音域聴力、体内水分量 |
- 最大心拍数=220−年齢で加齢とともに低下。安静時心拍数はほぼ不変
- 呼吸機能は残気量が増加し肺活量は低下(全肺気量はほぼ不変)
- 感覚では高音域の聴力低下と水晶体の調節力低下(老視)が定番
- 唾液減少+咳嗽反射低下+咀嚼力低下 → 誤嚥性肺炎の3大リスクとして押さえる
📗 PTカコモンの学習教材
この問題でつまずいた範囲は、PT国試ノート「人間発達学」該当の章でまとめて復習できます。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。
▶ この範囲のノートを開く全科目セット 850円・買い切り / 12科目・全84章。運動学・解剖学・生理学は無料で読めます。
スポンサーリンク(広告)
\ この1問で終わりにしない /
理学療法士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
- 📚18年分・約3,595問をスマホでそのまま演習
- 🎯間違えた問題だけ自動でピックアップして復習
- 📈正答率と苦手な科目をグラフで可視化
登録30秒・ずっと無料
スポンサーリンク(広告)