PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第48回 理学療法士国家試験 午前 第56問

解剖学第48回午前

第48回 理学療法士国家試験 午前 第56問(解剖学)の正答は 4 です。尾状核は側脳室に沿ってC字状に走る大脳基底核で、頭部は側脳室前角の外側壁を、体部は側脳室体部の床(外側壁)を直接形づくっています。

問題
側脳室に接しているのはどれか。
  1. 1. 黒質
  2. 2. 被殻
  3. 3. 淡蒼球
  4. 4. 尾状核
  5. 5. 扁桃体

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — 尾状核

尾状核は側脳室に沿ってC字状に走る大脳基底核で、頭部は側脳室前角の外側壁を、体部は側脳室体部の床(外側壁)を直接形づくっています。したがって側脳室に接しているのは尾状核です。


【各選択肢の解説】

1. 黒質
❌ 接していません。黒質は中脳被蓋と大脳脚の間にある核で、脳室系では中脳水道の腹側に位置し側脳室とは離れています。
2. 被殻
❌ 接していません。被殻は内包の外側にあり、側脳室との間には尾状核と内包が介在します。
3. 淡蒼球
❌ 接していません。淡蒼球は被殻のさらに内側(深部)にあるレンズ核の内側部で、側脳室とは接しません。
4. 尾状核
✅ 接しています。頭部が側脳室前角の外側壁を、体部が側脳室体部の外側壁・床をつくります。Huntington病では尾状核の萎縮により側脳室前角が拡大(バタフライサイン)します。
5. 扁桃体
❌ 接していません。扁桃体は側頭葉内側、側脳室下角の先端の前上方にある核で、下角に近接はしますが壁をつくるのは海馬です。

【試験対策ポイント】

大脳基底核の位置関係(外側→内側):島皮質-前障-被殻-淡蒼球外節-淡蒼球内節、で内包を挟んで視床。レンズ核=被殻+淡蒼球、線条体=尾状核+被殻。
画像所見と結びつける:Huntington病=尾状核萎縮で側脳室前角が拡大/Parkinson病=黒質緻密部のドパミン神経細胞脱落/Wilson病=被殻の変性。
・水頭症や脳室拡大の問題では「側脳室の壁を作るもの=尾状核・脳梁・透明中隔・視床(体部の床の一部)」が要点。

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