PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第48回 理学療法士国家試験 午前 第58問

解剖学第48回午前

第48回 理学療法士国家試験 午前 第58問(解剖学)の正答は 4 です。この設問は「誤っているもの」を選ぶ問題です。

問題
リンパの流れについて誤っているのはどれか。
  1. 1. 乳び槽は腸リンパ本幹と腰リンパ本幹が合流してできる。
  2. 2. 右リンパ本幹のリンパは右静脈角から静脈に流入する。
  3. 3. 右上肢からのリンパは右頭部からのリンパと合流する。
  4. 4. 右下肢からのリンパは右リンパ本幹に流入する。
  5. 5. 胸管のリンパは左静脈角から静脈に流入する。

正答:4番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:4番 — 右下肢からのリンパは右リンパ本幹に流入する。(誤っている選択肢)

この設問は「誤っているもの」を選ぶ問題です。右下肢を含む下半身のリンパはすべて腰リンパ本幹に集まり、乳び槽から胸管を上行して左静脈角に注ぎます。右リンパ本幹に集まるのは右上半身(右頭頸部・右上肢・右胸部)だけなので、4番の記述が誤りです。


【各選択肢の解説】

1. 乳び槽は腸リンパ本幹と腰リンパ本幹が合流してできる。
✅ 正しい。第1〜2腰椎の高さで左右の腰リンパ本幹と腸リンパ本幹が合流し、胸管の起始部である乳び槽をつくります。
2. 右リンパ本幹のリンパは右静脈角から静脈に流入する。
✅ 正しい。右静脈角(右内頸静脈と右鎖骨下静脈の合流部)に注ぎます。
3. 右上肢からのリンパは右頭部からのリンパと合流する。
✅ 正しい。右鎖骨下リンパ本幹(右上肢)と右頸リンパ本幹(右頭頸部)が合流して右リンパ本幹となります。
4. 右下肢からのリンパは右リンパ本幹に流入する。
❌ 誤り(これが正答)。右下肢のリンパは右腰リンパ本幹→乳び槽→胸管→左静脈角の経路をとります。右リンパ本幹には流入しません。
5. 胸管のリンパは左静脈角から静脈に流入する。
✅ 正しい。胸管は身体の約3/4のリンパを集め、左静脈角に注ぎます。

【試験対策ポイント】

リンパ本幹集める領域静脈への合流部
右リンパ本幹右頭頸部・右上肢・右胸部(右上1/4)右静脈角
胸管左上半身+両下肢・腹部(残り3/4)左静脈角

・境界は「右上1/4だけが右リンパ本幹」。左上肢・左頭頸部と、左右どちらの下肢も胸管側。
・臨床では乳癌術後のリンパ浮腫(腋窩リンパ節郭清)で患側上肢に浮腫が生じる。用手的リンパドレナージでは健側や体幹の代替経路へ誘導する考え方が根拠になる。

📗 PTカコモンの学習教材

この問題でつまずいた範囲は、PT国試ノート「解剖学」該当の章でまとめて復習できます。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。

▶ この範囲のノートを開く
無料 / 12科目・全84章。運動学・解剖学・生理学は無料で読めます。
✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

スポンサーリンク(広告)
\ この1問で終わりにしない /
理学療法士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
無料で過去問演習を始める ▶
登録30秒・ずっと無料
関連

▶ 第48回 全問一覧

▶ 解剖学 の過去問一覧

スポンサーリンク(広告)