PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第48回 理学療法士国家試験 午後 第55問

解剖学第48回午後

第48回 理学療法士国家試験 午後 第55問(解剖学)の正答は 1 です。視覚の伝導路は、網膜→視神経→視交叉→視索→外側膝状体(視床)→視放線→後頭葉の一次視覚野(鳥距溝周囲・17野)です。

問題
視覚の伝導路はどれか。
  1. 1. 外側膝状体
  2. 2. レンズ核
  3. 3. 放線冠
  4. 4. 脳弓
  5. 5. 下丘

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — 外側膝状体

視覚の伝導路は、網膜→視神経→視交叉→視索→外側膝状体(視床)→視放線→後頭葉の一次視覚野(鳥距溝周囲・17野)です。視床の外側膝状体が視覚の中継核にあたります。


【各選択肢の解説】

1. 外側膝状体
✅ 正しい。視床の一部で、視索から入った視覚情報を中継して視放線として後頭葉へ送ります。視覚の唯一の中継核です。
2. レンズ核
❌ 誤り。被殻と淡蒼球からなる大脳基底核で、随意運動の調節に関与します。視覚伝導路ではありません。
3. 放線冠
❌ 誤り。内包から大脳皮質へ扇状に広がる投射線維の総称で、運動・感覚など多様な線維を含む部位名です。視覚に特異的な伝導路の名称ではありません。
4. 脳弓
❌ 誤り。海馬から乳頭体へ向かう線維束で、Papez回路の一部として記憶に関与します。
5. 下丘
❌ 誤り。中脳蓋の下丘は聴覚の中継核です。視覚に関係するのは上丘で、こちらも中継核ではなく視覚性の反射(眼球・頭部の定位反射)を担います。

【試験対策ポイント】

視床の中継核は毎年のように問われます。外側膝状体=視覚/内側膝状体=聴覚/後外側腹側核(VPL)=体幹・四肢の体性感覚/後内側腹側核(VPM)=顔面の体性感覚/外側腹側核(VL)・前腹側核(VA)=運動(小脳・基底核からの入力)。中脳の四丘体は「上丘=視覚反射/下丘=聴覚中継」で、外側膝状体・内側膝状体との上下の対応(上丘と外側膝状体=視、下丘と内側膝状体=聴)で整理すると混乱しません。視野障害の局在(視交叉=両耳側半盲、視索以降=同名半盲)も併せて確認しておきましょう。

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