PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第48回 理学療法士国家試験 午後 第79問

臨床心理学第48回午後

第48回 理学療法士国家試験 午後 第79問(臨床心理学)の正答は 2・5 です。構成課題とは、図形の模写や積木の組み立てなど、部分を空間的に統合して全体を構成する能力(構成能力)を要する課題です。

問題
構成課題を含む検査はどれか。2つ選べ。
  1. 1. MMPI
  2. 2. MMSE
  3. 3. HDS-R
  4. 4. Rorschachテスト
  5. 5. Kohs立方体組み合せテスト

正答:2・5番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:2・5番 — MMSE/Kohs立方体組み合せテスト

構成課題とは、図形の模写や積木の組み立てなど、部分を空間的に統合して全体を構成する能力(構成能力)を要する課題です。MMSEの五角形模写と、Kohs立方体組み合せテストの模様構成がこれに当たります。


【各選択肢の解説】

1. MMPI
❌ 誤り。ミネソタ多面人格目録は約550項目に「はい・いいえ」で答える質問紙法の性格検査です。動作や図形を扱う課題は含まれません。
2. MMSE
✅ 正しい。30点満点の認知症スクリーニング検査で、最後の課題に重なった五角形の模写があります。これが構成課題(構成障害の検出)に当たります。
3. HDS-R
❌ 誤り。改訂長谷川式簡易知能評価スケールは9項目すべてが口頭での応答で構成され、図形模写などの動作性課題を含みません。ここがMMSEとの最大の違いです。
4. Rorschachテスト
❌ 誤り。左右対称のインクの染みに何が見えるかを答えさせる投影法の人格検査で、構成能力を測る課題ではありません。
5. Kohs立方体組み合せテスト
✅ 正しい。色分けされた立方体を並べて提示された模様を再現する検査で、構成課題の代表格です。非言語性知能(IQ)の測定に用いられます。

【試験対策ポイント】

MMSEとHDS-Rの違いは頻出です。MMSEには構成課題(五角形模写)・3段階命令・書字・読字があり、HDS-Rにはありません。逆にHDS-Rには「5つの物品記銘」「野菜の名前を言う(語想起)」があります。カットオフはMMSE 23点以下、HDS-R 20点以下で認知症疑いです。

構成能力をみる検査としては、ほかに時計描画テスト(CDT)・立方体透視図模写・Rey複雑図形(ROCFT)・WAISの積木問題があります。構成障害は頭頂葉(とくに右半球)の損傷で目立ち、半側空間無視と合併しやすい点も押さえておきます。

📗 PTカコモンの学習教材

この問題でつまずいた範囲は、PT国試ノート「臨床心理学」該当の章でまとめて復習できます。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。

▶ この範囲のノートを開く
全科目セット 850円・買い切り / 12科目・全84章。運動学・解剖学・生理学は無料で読めます。
✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

スポンサーリンク(広告)
\ この1問で終わりにしない /
理学療法士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
無料で過去問演習を始める ▶
登録30秒・ずっと無料
関連

▶ 第48回 全問一覧

▶ 臨床心理学 の過去問一覧

スポンサーリンク(広告)