第49回 理学療法士国家試験 午前 第61問
生理学第49回午前
第49回 理学療法士国家試験 午前 第61問(生理学)の正答は 1・2 です。タイプⅠ線維は遅筋(赤筋・SO線維)で、ミオグロビンとミトコンドリアが豊富、毛細血管が密で有酸素性エネルギー産生に優れます。
問題
筋におけるタイプⅡb線維と比べたタイプⅠ線維の特徴はどれか。2つ選べ。
- 1. 持久力のある筋肉において比率が高い。 ✓
- 2. 周囲組織の毛細血管が密である。 ✓
- 3. ヒラメ筋において比率が低い。
- 4. ミオグロビン量が少ない。
- 5. ミトコンドリアが少ない。
正答:1・2番
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解説
■ 正答:1・2番 — 持久力のある筋肉において比率が高い、周囲組織の毛細血管が密である
タイプⅠ線維は遅筋(赤筋・SO線維)で、ミオグロビンとミトコンドリアが豊富、毛細血管が密で有酸素性エネルギー産生に優れます。収縮速度は遅いものの疲労しにくく、姿勢保持など持久的な働きをする筋に多く含まれます。
【各選択肢の解説】
1. 持久力のある筋肉において比率が高い。
✅ 正しい。抗重力筋であるヒラメ筋や脊柱起立筋など、持続的に活動する筋ではタイプⅠ線維の比率が高くなっています。
✅ 正しい。抗重力筋であるヒラメ筋や脊柱起立筋など、持続的に活動する筋ではタイプⅠ線維の比率が高くなっています。
2. 周囲組織の毛細血管が密である。
✅ 正しい。有酸素性代謝に依存するため酸素供給が重要で、タイプⅡb線維に比べ毛細血管密度が高いのが特徴です。
✅ 正しい。有酸素性代謝に依存するため酸素供給が重要で、タイプⅡb線維に比べ毛細血管密度が高いのが特徴です。
3. ヒラメ筋において比率が低い。
❌ 誤り。ヒラメ筋は代表的な遅筋優位の筋で、タイプⅠ線維の比率が高い(およそ7〜8割)筋です。
❌ 誤り。ヒラメ筋は代表的な遅筋優位の筋で、タイプⅠ線維の比率が高い(およそ7〜8割)筋です。
4. ミオグロビン量が少ない。
❌ 誤り。ミオグロビンは多いため、肉眼的に赤くみえます(赤筋と呼ばれる由来)。
❌ 誤り。ミオグロビンは多いため、肉眼的に赤くみえます(赤筋と呼ばれる由来)。
5. ミトコンドリアが少ない。
❌ 誤り。酸化的リン酸化を行うためミトコンドリアと酸化系酵素は豊富です。少ないのはタイプⅡb線維の方です。
❌ 誤り。酸化的リン酸化を行うためミトコンドリアと酸化系酵素は豊富です。少ないのはタイプⅡb線維の方です。
【試験対策ポイント】
筋線維タイプは対比表で一気に覚えます。
| 項目 | タイプⅠ(遅筋・赤筋) | タイプⅡb(速筋・白筋) |
|---|---|---|
| 収縮速度 | 遅い | 速い |
| 疲労耐性 | 強い(疲労しにくい) | 弱い(疲労しやすい) |
| ミオグロビン | 多い | 少ない |
| ミトコンドリア・酸化酵素 | 多い | 少ない |
| 毛細血管密度 | 高い | 低い |
| 主なエネルギー源 | 有酸素性(脂質・糖) | 解糖系(無酸素性) |
| 代表的な筋 | ヒラメ筋・脊柱起立筋 | 腓腹筋外側頭・上腕三頭筋 |
- タイプⅡaは中間型(速いが酸化能もある=FOG線維)
- 動員はサイズの原理に従いタイプⅠ→Ⅱa→Ⅱbの順。加齢や不活動ではタイプⅡ線維が優先的に萎縮する
- 持久トレーニングでミトコンドリア・毛細血管が増え、筋力トレーニングでは主にタイプⅡ線維が肥大する
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