第51回 理学療法士国家試験 午後 第100問
臨床医学第51回午後
第51回 理学療法士国家試験 午後 第100問(臨床医学)の正答は 3 です。悪性症候群は抗精神病薬の投与開始・増量や、抗パーキンソン病薬の急な中止などを契機に生じる致死的な副作用で、高熱・筋強剛・自律神経症状・意識障害・血清CK上昇を特徴とする。
問題
悪性症候群の症状はどれか。
- 1. 筋弛緩
- 2. 高血糖
- 3. 高熱 ✓
- 4. 徐脈
- 5. 白血球減少
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 61.5%参考値
13人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
👥 読者の報告をもとに修正済み(2026-09-15)— ご指摘ありがとうございました
■ 正答:3番 — 高熱
悪性症候群は抗精神病薬の投与開始・増量や、抗パーキンソン病薬の急な中止などを契機に生じる致死的な副作用で、高熱・筋強剛・自律神経症状・意識障害・血清CK上昇を特徴とする。
【各選択肢の解説】
1. 筋弛緩
❌ 誤り。悪性症候群では筋は緩まない。正しくは筋強剛(鉛管様固縮)が生じ、筋の過緊張により横紋筋融解が起こり、CK上昇・ミオグロビン尿・急性腎不全につながる。
❌ 誤り。悪性症候群では筋は緩まない。正しくは筋強剛(鉛管様固縮)が生じ、筋の過緊張により横紋筋融解が起こり、CK上昇・ミオグロビン尿・急性腎不全につながる。
2. 高血糖
❌ 誤り。高血糖は悪性症候群の主症状ではない。正しくは、代謝の異常として問題になるのはCK上昇・代謝性アシドーシスである。
❌ 誤り。高血糖は悪性症候群の主症状ではない。正しくは、代謝の異常として問題になるのはCK上昇・代謝性アシドーシスである。
3. 高熱
✅ 正しい。38℃以上の高熱は悪性症候群の中核症状である(DSM-5)。筋強剛による熱産生と、ドパミン系の遮断による体温調節の障害が重なるためで、発汗・頻脈などの自律神経症状を伴う。
✅ 正しい。38℃以上の高熱は悪性症候群の中核症状である(DSM-5)。筋強剛による熱産生と、ドパミン系の遮断による体温調節の障害が重なるためで、発汗・頻脈などの自律神経症状を伴う。
4. 徐脈
❌ 誤り。正しくは、自律神経症状として頻脈・血圧変動・発汗過多がみられる。
❌ 誤り。正しくは、自律神経症状として頻脈・血圧変動・発汗過多がみられる。
5. 白血球減少
❌ 誤り。正しくは白血球増多を認める。白血球減少が問題になるのは無顆粒球症(クロザピンなど別の副作用)である。
❌ 誤り。正しくは白血球増多を認める。白血球減少が問題になるのは無顆粒球症(クロザピンなど別の副作用)である。
【試験対策ポイント】
- 特徴:高熱・筋強剛・自律神経症状(頻脈・発汗・血圧変動)・意識障害・血清CK上昇
- 誘因:抗精神病薬の開始/増量、抗パーキンソン病薬の急な中止、脱水
- 対応:原因薬の中止・全身管理(補液・冷却)・ダントロレン
- 鑑別:セロトニン症候群(ミオクローヌス・下痢が目立つ)
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