第58回 理学療法士国家試験 午後 第100問
臨床心理学第58回午後
第58回 理学療法士国家試験 午後 第100問(臨床心理学)の正答は 5 です。神経性無食欲症(神経性やせ症)では、飢餓に適応して代謝が落ち、徐脈・低血圧・低体温・低血糖を示す。
問題
神経性無食欲症で生じやすいのはどれか。
- 1. 頻脈
- 2. 高血圧
- 3. 高血糖
- 4. 高リン血症
- 5. 高コレステロール血症 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 86.7%やさしい
30人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
👥 読者の報告をもとに修正済み(2026-09-15)— ご指摘ありがとうございました
■ 正答:5番 — 高コレステロール血症
神経性無食欲症(神経性やせ症)では、飢餓に適応して代謝が落ち、徐脈・低血圧・低体温・低血糖を示す。一方で脂質は、やせているにもかかわらず血清総コレステロールが上昇することが知られている。
【各選択肢の解説】
1. 頻脈
❌ 誤り。エネルギーを節約するため代謝が落ちる。正しくは徐脈となり、40〜50拍/分台になることも珍しくなく、循環動態の重要な指標となる。
❌ 誤り。エネルギーを節約するため代謝が落ちる。正しくは徐脈となり、40〜50拍/分台になることも珍しくなく、循環動態の重要な指標となる。
2. 高血圧
❌ 誤り。循環血液量の減少と交感神経活動の低下が起こる。正しくは低血圧・起立性低血圧を示す。
❌ 誤り。循環血液量の減少と交感神経活動の低下が起こる。正しくは低血圧・起立性低血圧を示す。
3. 高血糖
❌ 誤り。摂取エネルギーが足りず、糖を作る材料も不足する。正しくは低血糖になる。
❌ 誤り。摂取エネルギーが足りず、糖を作る材料も不足する。正しくは低血糖になる。
4. 高リン血症
❌ 誤り。リンの摂取が不足する。正しくは低リン血症が問題になり、とくに急に栄養を再開したときに起こるリフィーディング症候群では、低リン血症から不整脈・心不全・意識障害をきたす。
❌ 誤り。リンの摂取が不足する。正しくは低リン血症が問題になり、とくに急に栄養を再開したときに起こるリフィーディング症候群では、低リン血症から不整脈・心不全・意識障害をきたす。
5. 高コレステロール血症
✅ 正しい。やせているにもかかわらず血清総コレステロールが高値を示すのが特徴的な所見である。飢餓に適応して甲状腺ホルモン(T3)が低下し、コレステロールの代謝が落ちることが関わると考えられている。
✅ 正しい。やせているにもかかわらず血清総コレステロールが高値を示すのが特徴的な所見である。飢餓に適応して甲状腺ホルモン(T3)が低下し、コレステロールの代謝が落ちることが関わると考えられている。
【試験対策ポイント】
神経性無食欲症の身体所見(「低い」ものが並ぶ中で総コレステロールだけ高い)
- 徐脈・低血圧・低体温・低血糖・低カリウム血症(嘔吐を伴う型)・低リン血症
- 高コレステロール血症・汎血球減少・無月経・産毛の増加
- 栄養再開時はリフィーディング症候群(低リン血症)に注意し、少量から開始する
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