「成人の静止立位で正しいのはどれか」の過去問まとめ(理学療法士国家試験・3問)
理学療法士国家試験では「成人の静止立位で正しいのはどれか」という問い方が、第45回〜第50回のあいだに3回出題されています。各回の選択肢・正答・解説の要点を1ページにまとめました。同じ問い方でも、回によって正答になる記述は変わります。並べて読むと、くり返し問われている知識が見えてきます。
各回で正答になった選択肢(=正しい記述)
- 第50回 午後第74問1. 重心線は足関節軸の前方を通る。
- 第49回 午後第46問1. 体重心線は膝関節軸の前方を通る。
4. 身長に対する体重心の相対的位置は小児より低い。 - 第45回 午後第73問3. 頭部の重心線は環椎後頭関節の前を通る。
5. 重心線は足関節軸の前方を通る。
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第50回 午後第74問(運動学)
成人の静止立位で正しいのはどれか。
- 1. 重心線は足関節軸の前方を通る。 ✓
- 2. 重心線は膝関節軸の後方を通る。
- 3. 重心線は環椎後頭関節の後方を通る。
- 4. 重心位置は第2腰椎のやや前方にある。
- 5. 小児より身長に対する重心位置が高い。
正答:1
PTカコモン利用者の初回正答率 23.1%(13人・参考値)
成人の静止立位では、身体重心から下ろした重心線は外果のやや前方、すなわち足関節(足関節軸)の前方を通ります。
第49回 午後第46問(運動学)
成人の静止立位で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1. 体重心線は膝関節軸の前方を通る。 ✓
- 2. 体重心は床から身長の45 %の高さにある。
- 3. 頭部の重心線は環椎後頭関節の後方を通る。
- 4. 身長に対する体重心の相対的位置は小児より低い。 ✓
- 5. 足関節にかかる重力のモーメントは底屈モーメントである。
正答:1・4
静止立位における重心線は、乳様突起→肩峰のやや後方→股関節のやや後方→膝関節軸のわずか前方→足関節軸の前方(外果の前方約5〜6cm)を通ります。
第45回 午後第73問(運動学)
成人の静止立位で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1. 重心位置は第2腰椎のやや前方にある。
- 2. 小児よりも身長に対する重心位置が高い。
- 3. 頭部の重心線は環椎後頭関節の前を通る。 ✓
- 4. 重心線は膝関節軸の後方を通る。
- 5. 重心線は足関節軸の前方を通る。 ✓
正答:3・5
静止立位では、重心線は各関節軸のわずかに前方または後方を通り、そのずれの分だけ抗重力筋が持続的に働いてバランスを保っています。
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