上に並んだことばを、下の箱になかまごとに書き分けます。意味のまとまりを扱う課題です。
語を意味でまとめる作業は、意味記憶の中の結びつきを直接たどります。呼称や語想起がうまくいかない背景に、語の意味そのものの薄れがある場合、単語を反復するより、まとまりで扱ったほうが効くことがあります。
やりながら「どうしてそこに入れたのか」を聞くと、その方が何を手がかりに分けているかが見えます。見た目で分けている、使う場所で分けている、といった方略の違いが分かると、次の課題の組み方が変わります。
| レベル | 組み立て | 語の条件 |
|---|---|---|
| 1 | 3グループ×3語 | 高頻度・4拍まで |
| 2 | 3グループ×4語 | 高頻度・5拍まで |
| 3 | 4グループ×4語 | 5拍まで |
| 4 | 4グループ×5語 | 問わない |
| 5 | 5グループ×4語 | 低頻度語 |
効いているのはグループ数です。3から4に増えるだけで、保持しながら比較する負荷がはっきり上がります。語数を増やすのは作業量が増えるだけで、認知的な難しさはあまり変わりません。まずグループ数で刻んでください。
「たべもの」と「やさい・くだもの」を同じ紙に出すと、りんごがどちらにも入ってしまい採点できません。この教材では、重なりうるグループの組み合わせをあらかじめ除いてあります。だから毎回グループの顔ぶれが変わっても、答えは必ず一通りに決まります。
ことばを切り取って箱に置く形にすると、書字の負担なしで同じ課題になります。紙を1枚多く印刷して、上の枠だけを切って使ってください。書字も同時に練習したい場合はそのまま書いてもらいます。
このページで作った教材は、臨床・授業・家庭学習で自由に印刷して使えます。 内容は言語聴覚士が監修していますが、対象者への適用の可否は担当の専門職が判断してください。