数字だけを順につなぐ形と、数字とかなを交互につなぐ形があります。
数字だけの形は「1→2→3…」とたどります。ここで見ているのは視覚走査の速さと注意の持続です。交互の形は「1→あ→2→い…」と2つの系列を行き来します。系列を切り替えながら、それぞれがどこまで進んだかを覚えておく必要があるので、注意の配分とワーキングメモリの課題になります。
2つの形で所要時間の差が大きいほど、切り替えの負荷に弱いということです。数字だけは速いのに交互で大きく崩れるなら、生活場面でも「ながら作業」や割り込みへの対処が難しい可能性があります。
レベルを上げると点の数が増え、配置が密になります。点が近づくと、目的の番号を見つけたつもりで隣を拾ってしまう間違いが起きやすくなります。
この形の課題には標準化された検査もありますが、このプリントは検査ではありません。訓練として使うなら「時間を測る」より「間違えずに最後までつなぐ」ほうを重視してください。急がせると誤りが増え、その体験自体が意欲を下げます。正確にできるようになってから、少しずつ速さを求めてください。
1週間分をまとめて印刷しておけば、毎回違う配置の紙を渡せます。同じ紙を繰り返すと、配置そのものを覚えてしまって課題になりません。ここは既製のプリント教材に対して、この作りがはっきり有利な点です。
このページで作った教材は、臨床・授業・家庭学習で自由に印刷して使えます。 内容は言語聴覚士が監修していますが、対象者への適用の可否は担当の専門職が判断してください。