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漢字の書き取り

ふりがなを見て、漢字で書きます。マスは漢字の字数ぶん出ます。同じ読みの語(はな=花・鼻)を分けるため、ことばのなかま(からだ・しぜん など)を添えてあります。

何を見ている課題か

ふりがなから漢字を書くには、音から語を決め、その語の字の形を思い出して書く必要があります。漢字の書字は失語症でいちばん残りにくい力の一つで、ほかが回復しても最後まで残ることが多い課題です。

ヒントの段階

ヒント紙の上向いている段階
うすい字をなぞるマスに答えの字がうすく出る字の形を取り戻す段階。レベル1の既定
1字目を見せる2字以上の語の1字目だけ出る語は分かるが書き出しで止まる方。レベル2の既定
なしふりがなとなかまだけレベル3以上の既定

1字の語(山・鼻)では「1字目を見せる」は答えそのものになるので、その語だけヒントを出しません。

マスの十字の線

マスには薄い十字の点線が入っています。へんとつくりの釣り合い、字の中心を取る手がかりです。構成障害が重なっている方では、この線があると形がまとまりやすくなります。

レベルと語の選び方

レベルは漢字の読みと同じで、含まれる漢字のいちばん高い学年で決めています(2020年度からの学年別漢字配当表)。1枚の中で読みが同じ語は並べません。「あし(足・脚)」「かわ(川・河)」のように別の書き方も正しい語は、解答面に併記しています。

よくある質問

送りがなのある語は出ますか
出ません。漢字だけで書く語に限っています。送りがなまで求めると、漢字の想起と活用の判断が混ざって、どこで落ちたかが読み取れなくなるためです。
マスが大きすぎます
マスは1辺16mmです。書字に震えや拙劣さがある方でも書ける大きさにしてあります。小さい字で書ける方は、マスの中に小さく書いてもらってかまいません。
字の形が少し違うのは正解ですか
とめ・はね・はらいの違いまでは問わず、別の字と読めない形なら正解にするのが訓練では一般的です。どこまで求めるかは、その方の生活で必要な書字(署名・買い物のメモなど)に合わせて決めてください。

このページで作った教材は、臨床・授業・家庭学習で自由に印刷して使えます。 内容は言語聴覚士が監修していますが、対象者への適用の可否は担当の専門職が判断してください。