漢字のことばを見て、読みをひらがなで書きます。語のレベルは、含まれる漢字のいちばん高い学年で決めています。
漢字を見て読みを書くには、①漢字から語を思い出す(読字)と、②その音を仮名に書き下す(仮名の書字)の2つが要ります。紙の上の誤りがどちらから来たかを分けるのが大事です。
| レベル | 含まれる漢字 | 語の例 |
|---|---|---|
| 1 | 小学1年の漢字だけ | 学校・青空・入口 |
| 2 | 小学2年まで | 電車・公園・日曜日 |
| 3 | 小学3〜4年 | 病院・自転車・給食 |
| 4 | 小学5〜6年 | 階段・牛乳・救急車 |
| 5 | 中学以上の字を含む生活のことば | 介護・玄関・冷凍庫 |
学年は小学校の学年別漢字配当表(2020年度からの表)に合わせています。語は1語ずつ選んであり、読みが2通りある語(今日・工場・市場)、熟字訓(眼鏡・大人)は外しています。
レベル1〜3は読みの字数ぶんのマスが出ます。マスの数が「何文字か」の手がかりになり、拗音・長音の書き方(きゅう・しょう)を整える助けになります。レベル4〜5は線だけです。手がかりを外したいときは、条件の「答えを書く所」で線にできます。
漢字の書き取りは同じ語の在庫から作るので、同じレベルで読みと書きを並べると、どちらの方向が崩れているかが比べられます。日本語の失語症では、読めるが書けない、仮名は書けるが漢字は書けない、という解離がよく出ます。
このページで作った教材は、臨床・授業・家庭学習で自由に印刷して使えます。 内容は言語聴覚士が監修していますが、対象者への適用の可否は担当の専門職が判断してください。