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文の正誤判断

文を読んで、正しい文に○、おかしい文に×をつけます。レベル1〜3は意味のおかしさ、レベル4は助詞、レベル5は時制と活用の誤りです。

正誤判断で見ているもの

文を読んで「おかしいかどうか」だけを答える課題です。答えを言ったり書いたりしなくてよいので、表出の負担を外して文の理解だけを見られるのが利点です。重い表出障害があっても、○×に印をつけられれば取り組めます。

○と×はおよそ半々で、毎回少し数が変わります。同じ文の○の形と×の形(「夏は冬より暑い」と「夏は冬より寒い」など)は、見比べるだけで答えが出てしまうので、同じ紙には出しません。

レベルの中身

レベル文おかしさの種類問題数
1だれが+どうする(魚が泳ぐ)その主語ではありえない動き(石が泣く)14
2だれが・なにを・なにでする人とされる物の逆転、道具や体の部分の取り違え14
3大小・季節・時間・数常識と合わない(1時間は100分ある)12
4です・ます の文助詞の誤り(水に飲みます)12
5きのう・あした のある文時制の誤り・活用の誤り(書きて)12

×の文を直してもらう

解答面の×の文には、どこがおかしいか・正しい形を添えてあります。×をつけられたら、「どう言えば正しくなりますか」と聞いて口頭で直してもらうと、理解の課題から表出の課題に一段上げられます。直せなくても、正しい形を聞いて復唱するところまでで十分な練習になります。

よくある質問

「犬が空を飛ぶ」は、お話の中ならありえるのでは
そのとおりです。この紙は「ふつうの世界の話として」読む前提で作っています。はじめに一言そう伝えておくと迷いが減ります。季節や地域で答えが変わる文、例外のある一般論は入れていません。
レベル4・5で○×が逆になる方がいます
意味は通じるので○にする、という判断のことが多いです。「意味は分かるけれど、言い方として正しいか」を見てもらう課題だと、はじめに例で説明してから始めてください。
聴覚的理解でも使えますか
使えます。STが文を読み上げ、本人は○×だけを指す形にすれば、聴いて理解する課題になります。読んだ場合と聴いた場合で正答数を比べると、どちらの経路が保たれているかがわかります。

このページで作った教材は、臨床・授業・家庭学習で自由に印刷して使えます。 内容は言語聴覚士が監修していますが、対象者への適用の可否は担当の専門職が判断してください。